岩手県幹部職員研修

今日は、岩手県庁幹部職員研修に行ってきました。千葉副知事、風早総務部長の依頼なので、断るわけにもいかず。最近は管理職研修でしゃべっていないので、何をお話しするか悩みました。「明るい公務員講座」の連載を始めたのですが、これは初級編なので管理職向けではありません。
部下はどのような上司を望むか、どのような上司を嫌うか。上司はどのような部下を望むか、どのような部下に困るか。それを中心にレジュメを用意しました。話では、その各項目ごとに、体験談や失敗談を入れようと考えたのですが。逆にして、私の体験談を中心に、「こういうことをしてはいけませんよ」「私はこのようなことを心掛けてきました」をお話ししました。
「部下が相談しやすい上司になろう(逆の場合の困った例)」「スーパーゴミ箱」のほか、「重要な上司への説明資料は、自分で書くこと」「想定問答づくり、特に質問作りを部下に任せてはいけない」など、全勝流の仕事術も伝授しました。それも抽象論や一般論でなく、私が失敗した実例を入れた「説得力ある」お話しです(苦笑)。

(補足)
「仕事を減らすためには、上司が判断しないと、担当者は前年どおりに行う」と、お話ししました。県庁でもやっていると聞いていますが、上司と部下との定例面談(目標設定と達成度評価)に、「業務量削減の具体事項」を入れてはどうですか。なお、お詫びの仕方のページ

公務員になって37年あまり、県庁や自治省などで仕事のほか、総理秘書官や被災者生活支援本部と復興庁と、なかなか経験できない仕事もさせてもらいました。話しているうちに、どんどん元気が出て、またいろんなことを思い出して、いつものことですが、時間が足らなくなりました。