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生き様

市町村アカデミー機関誌2024年秋号

市町村アカデミーの機関誌「アカデミア」令和6年秋号が発行されました。いくつか紹介しますので、関心ある方はその記事をお読みください。

牧原出・東大教授の「人口減の未来を見越した自治体経営
中林啓修・日本大学准教授の「近年の国民保護措置の内容と論点について

今号から「自治体職員講師による事例紹介」を載せています。
市町村アカデミーでは、自治体職員に研修講師をお願いし、事例紹介をしてもらっています。研究者や官僚といった講師とは違い、自治体現場の同僚や先輩の体験談なので、受講生にも身近で高い評価をもらっています。今回は、石川県加賀市、岡山県真庭市、秋田県三種町、佐賀県佐賀市です。

「受講生の感想と評価

中央線の二階建て車両

私が通勤で使う、総武線の幕張本郷駅。駅の北側から東側に、広い車両基地があります。さまざまな車両が止まっているのですが、先日から、見たこともない車両がたくさん止まっていることに気がつきました。
中央線快速電車の色をしているのですが、二階建てなのです。総武線快速には、二階建て車両があり、グリーン車です。

JR東日本の「お知らせ」を見つけました。
「10 月 13 日以降、中央線快速・青梅線 E233 系電車の東京寄りから4・5両目に順次グリーン車を連結し、12 両編成で運転します。
2025 年春のグリーン車サービス開始までの期間は、グリーン料金不要(普通車扱い)の「グリーン車お試し期間」として、快適な乗り心地をご体験いただけます。
順次グリーン車の連結を行うため、2025 年春までは 10 両編成と 12 両編成が混在します。」

道理で、四ツ谷駅の中央線快速電車のホームでは、乗車位置が変わって、空間ができています。

2024年イギリス旅行4

2024年イギリス旅行3」の続きです。
旅行中、私以外に、中折れ帽などソフトハットをかぶった人を見かけませんでした。ホテルのドアボーイが山高帽をかぶっていたのと、王宮の職員が制服として白い平らなハットをかぶっていた(赤い襟の黒い制服とともに格好良かった)のを見たくらいです(2006年の経験)。
ホテルやなどで、「いい帽子をかぶっていますね」と声をかけられました。「イギリスでは帽子をかぶった人を見ませんね」と言うと、「そうだ」と返事がありました。ウエストミンスター寺院(教会では帽子を脱ぎます)の入り口では係員が、帽子を褒めてくれた後、少し考えて「アメリカのギャングを想像する」と言われました。「ちがう、日本の紳士だ」と言ったら、「イエス」と笑っていました。

旅行とは、知らない土地を見ること、その歴史を知ること。そして、非日常を楽しむことです。
イギリス史については、「覇権国家イギリスを作った仕組み」で紹介した、近藤和彦著『イギリス史10講』(2013年、岩波新書)が一番の入門書でしょう。
かつては、知らない土地と料理がうれしかったです。ホテルの宿泊も。ところが、最近は、非日常を楽しむというより、日常の良さを再確認するために行っているようです。
何と言っても、おいしいのは日本料理。お酒を飲みながら、キョーコさんの料理を味わうのが一番です。そしてお風呂に入って、畳の上の布団で寝ること。

8日間も日本を留守にするので、事前にこのホームページの記事を書きため予約投稿しておきました。連載原稿にも、めどをつけて行きました。
パソコンを持っていき、電子メールのやりとりをしました。これは便利です。原稿のゲラの確認は、イギリスまで追いかけてきました。右筆さんに手を入れてもらった原稿の確認も。ただし私は、長い原稿の確認は、集中できる環境で、紙でないと見落としが多いので、最終確認は日本に帰ってからです。飛行機の中ではすることがないので、原稿を加筆したり本を読みましたが、ホテルではそんな気にはなりません。

8日の留守の間に、新聞が貯まっています。目を通し、気になる記事を切り取る作業を続けています。

2024年イギリス旅行3

2024年イギリス旅行2」の続きです。
今回は、伝統的な建築物と、田舎の風景を楽しむ企画でした。
若いときにロンドンで、テムズ川の支流で小さなボートで川下りをし、マナーハウス(領主の館)の芝生でビールを飲んだことがあります。もう一度、あのようなのんびりした経験をしてみたいと思っていました。できれば、ナロウボートで運河を巡るとか。原稿の締め切りに追われる生活と、私の性格では、無理ですね。

コッツウォルズのマナーハウス(Charingworth Manor House)は、都市型ではなく、田舎の領主の館でした。広々とした牧草地の中にあります。いつ頃まで邸宅として使われていたのでしょうか。いつ頃にホテルの改装したのでしょうか。よく保存されています。石造りの家は壁や柱は壊れずに保たれるのでしょうが、木造の家もよく残っていますよね。シェイクスピアの生家とか。
湖水地方のウインダミア湖のほとりにあるホテル(Lakeside Hotel Windermere)もよかったです。もっとも、継ぎ足しをして拡張したらしく、初日の部屋は広いのですがたどり着くまで長い廊下と階段の上り下りが大変で、翌日は部屋を変えてもらいました。

建物では、ウインザー城、バッキンガム宮殿、ロンドン塔、ウエストミンスター寺院を見学しました。これらの紹介は省きます。
ブレナム宮殿は、チャーチル首相の祖先が国王から拝領した建物で、臣下の建物なのに「宮殿」と呼ばれるようです。とんでもない大きさです。そして周囲に広がる敷地も。
チャーチル首相は、スペンサー・チャーチル家の次男の長男なので、相続権はありません。しかし、実家であるこの家で生まれました。チャーチル首相の生まれた部屋や展示室もあります。「チャーチルは身長が150センチだった」との表示がありました。インターネットで調べたら、いろいろありますが168センチくらいだったようです。へえ。

コッツウォルズや湖水地方で、なだらかな丘陵、広がる牧草地を、車窓や船の上から楽しみました。高速道路の両側に広がる牧草地では、ところどころで羊と牛と馬が草を食んでいました。高速道路をまたぐ跨道橋を、羊の群れが渡っているのも見ました。
改めて、イギリスは広いなあと感じます。日本の方が面積は広いのですが急峻で、なだらかな風景は少ないです。傾斜地でも水田を切り開いたの、棚田のような風景になります。それはそれで美しいですが。牧草地や小麦畑に比べ、水田が多くの人を支えたので人口密度が高く、イギリスのようにのんびりしていないのです。

もし私が中世のイギリスに生まれ変わったら、どんな生活をしていたのだろうと、想像してみました。農夫かな、羊かな・・・。「その4」に続く。

マレーシア政府職員への講演2

マレーシア政府職員への講演」の続きです。訪問されたマレーシア政府職員から、JICAを通じて、お礼と写真が届きました。

 

 

 

 

お礼の言葉を、いくつか紹介します。ありがとうございます。外交辞令が含まれていたとしても、うれしいですね。
●世界クラスの研修センターの設備と運営、提供される研修、その実施方法は、あらゆるレベルに対して非常に体系化され、組織化されています。
●日本市町村職員アカデミーへの訪問は非常に有益で充実したものでした。日本の公共部門の研修、能力開発、ガバナンスへのアプローチについて貴重な洞察が得られました。自治体職員の継続的な専門能力開発と、リーダーシップスキルを重視していることは特に称賛に値します。
●研修生に提供される施設と、それらが非常によく管理されていることにとても感銘を受けました。
●そのうちのいくつかはマレーシアでも適用できると考えられます。