朝日新聞12日の夕刊「窓」に、「維新に見る世代の力」が載っていました。
ペリー来航時の、英傑の年齢です。西郷隆盛27歳、大久保利通24歳、吉田松陰24歳、木戸孝允21歳、高杉晋作15歳、井伊直弼39歳、勝海舟31歳、徳川慶喜17歳、松平容保19歳。もちろん、井伊直弼以外が活躍するのはこの後ですから、もう少し歳を取ってからです。それでも、明治維新は15年後です。
日本人の寿命が短かった時代ですが、改めてみんなの若さに驚きます。
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人に頼まれたら
今日の教訓。人にものを頼まれたときの反応、3種類。
1人は、喜んで引き受ける人。2人目は、いやがる人。3人目は、いやなふりをして、もう一度頼まれたら嫌々引き受ける人(本当は引き受けたいのに)。
あなたは、どれですか。また、あなたが頼む側だったら、どのような反応がうれしいですか。(2007年6月26日)
26日の「頼まれたとき」の記事について、何人かのひとから意見がありました。
1 何か、不愉快なことがあったのですか。
→ちょっとね。でも、そんなことでは、HPには書きませんよ。
2 えー、引き受けない人がいるのですか。かつては部下に、「ハイ」か「わかりました」しか、返事は許されなかったじゃないですか。
→そうでしたね。最近は「はい」という返事をもらえる指示しか、部下にしてません。気が弱くなりました(笑い)。厳しくしかれる部下がいるのは、幸せなことです。
若いときに、「先輩と上司にはいくら抵抗してもいい、部下には厳しくするな」といわれたことを、思い出しています。
3 私の職場は人間関係が難しく、ハイと言いたいのですが、一応いやなふりをして相手の出方を見ています。
→その時は、相手もあなたの出方を見ていますよ。「あいつは、あほか」と言われるくらい、何でも引き受けなさい。
4 岡本審議官は、難しいことを頼まれたら、どう答えているのですか。
→はい、相手次第です。気心が知れた方からの依頼なら、難しいことを承知で頼んでおられるのですから、「これとこれが難しいですが、ご承知ですよね。では、できる限りやってみます。だめなら、早めに報告します」。
一見さんなら、「はーい、できる限りやってみますわ。でも、難しいでっせ」と答えます。たぶんそのとき、私の顔には、「無理です」と書いてあるのでしょう。
妻の幸せ、夫の幸せ
22日の読売新聞のコラム「編集手帳」に、次のような話が載っていました。
・・2年前の調査で、全国の夫婦200組に「1週間で最も心地よい時間」をたずねている。回答の最上位は夫が「土曜の午後9時」、妻が「月曜の午前10時」であったという・・
なるほどね。亭主元気で留守がいい。はい。
私たちの仕事は、予測可能性、それも人間関係次第
今週も、怒濤のような5日が過ぎました。「職場で残業はしない」と宣言しているのですが、諸般の事情により、2日もやってしまいました。中間管理職は、自分の時間管理ができないこともあるのは、仕方がないですね(言い訳です)。めどが立たないうちに遅くなってしまい、おかげで1キログラムも減少できました(とほほ)。でも、藤田参事官チームの支えのおかげで、今週分はまあまあ乗り越えることができました。ありがとう。
「いつまでに、何をしなければならない」ということが分かっていれば、あとは簡単です。それに向かって、段取りをそろえ、部下に指示をすればいいのです。
次に重要なのは、参加者との関係です。関係者に対しどこまでコントロールできるか・影響することができるかです。自分ですべてを「仕切る」ことができれば、何も悩むことはありません(その代わり、責任はすべて本人に帰することになりますが)。
関係者とは、通常、上司、部下、交渉相手です。それぞれに人間関係ができていれば、あるいは予測可能な相手なら、話は早いです。早い目に相談に行くとか、多分こう出てくるだろうから、こう答えようと演習ができます。相談しても無駄とわかっていれば、出たとこ勝負でいく・正面から激突するとか、その前に外堀を埋めておく・応援団をつくっておくとか、対策が立てられます。
最後の場合のように、「どうせだめだから」という場合でも、そのような予測さえ立てば、悩むことはありません。開き直ればいいのです。困るのは、予測の範囲を超えるとき、とんでもない方向から弾が飛んでくる場合です。通常の難しい案件は、交渉相手が敵です。これは最初から分かっていることです。だから、手強い敵でも困りません。困るのは、後ろから、横から弾が飛んでくる場合です。
帽子=昭和遺産
朝日新聞は、11日から「昭和モノ語り」を始めました。第1回目は、帽子です。戦前の男は全員帽子をかぶっていたこと、今や誰もかぶっていないことを取り上げています。男がかぶっているとすると野球帽であって、スーツに帽子姿は見かけませんねえ。
霞ヶ関で、出勤時に中折れ帽をかぶっているのは、どうも私一人のようです。私も、昭和遺産ですか。