カテゴリーアーカイブ:生き様

希少価値と過剰と、書物の変化2

2018年11月7日   岡本全勝

希少価値と過剰と、書物の変化」の続きです。図書館に行けば読むことができる本を、手元に置いておく。しかも、高い代金を払って購入します。なぜか。

「読みたいときにすぐに読むことができるように、手元に置いておきたい」というのが一つの理由でしょう。「読んだ本を並べておきたい」という理由もあります。
でも、私のように、たくさん買ったけど山積みになっている状態では、お目当ての本をすぐに探し出すことは不可能です。大きな書庫を持っている人は別ですが。そのたくさんの本を、いつか読むことも不可能でしょう。

本が希少価値だった時代は、蔵書とは高級な趣味でした。
しかし、私の場合は、稀覯本とか高価な本を持っているわけではありません。アマゾンで発注すれば、買えるような本ばかりです。
女性がたくさんの着物を、あるいは余裕のある男性がスーツをため込むのと同じですかね。一生かかっても、袖を通すことは不可能。「タンスの肥やし」と呼ばれるものです。

機能だけを考えれば、すぐに探し出せない蔵書は意味がありません。読んだ本と読みたい本の書名を分野別に分類して、パソコンに記録しておく方が使い勝手がよいでしょう。
そして、本の実物は持たず、アマゾンにリンクを張っておけば、目次や概要はわかります。注文すれば、1週間も経たずに届きます。しかも世界中からです。手元に置くのは、必要最小限にするのです。
もっとも、昭和の人間、紙で育った私は、なかなかそうは踏み切れません。
肝冷斎も、読み切れないほどの、冥土に持って行けないほどの漢籍をため込んでいるようです。

これからは、読書ノートも、パソコンを使って、機能的に記録できるのでしょうね。
私も、パソコンとホームページがあるから、読んだ本の感想文を書き残しています。これが、紙のノートにペンだと、記録しても二度と読まないので、書くこともなかったでしょう。10年ほど前までは、読書ノートはつけていませんでしたから。

希少価値と過剰と、書物の変化

2018年11月5日   岡本全勝

新聞の読書欄には、興味深い本が紹介されています。本屋に行くと、これまた面白そうな本が並んでいます。ついつい買ってしまいます。
しかし、1週間に読むことのできる量は限られていて、読まない本がたまっていきます。どうもいけません。
読むことのできる量だけ本を買えば、こんなことにはならないのです。でも、思ったときに買っておかないと、次いつ巡り会うかわからないし。何かの拍子に、読みたくなるのですよね。

子供の頃は、身近に本が無くて、それは貴重でした。弟と一緒に、学校や村の図書館の本を読みました。学生時代は読みたい本がたくさんあっても、財布と相談して、そんなにたくさんは買うことができませんでした。
社会人になって、そして給料が上がって、少々の値段なら悩まずに買うことができるようになりました。
他方で、出版される本の量が急増しました。新書版でも、岩波と中公と、講談社現代新書くらいだったのに。今や、数え切れないほどの出版社が新書版を出しています。

希少価値だった本が、有り余るようになって、消化しきれなくなりました。
最近は、考えを変えました。「買った本を、すべて読むことはあきらめよう」「こんな本もあるんだと、目次を見ただけでも満足しよう」「手元に置いておくことで満足することにしよう」とです。
辞書を全部読もうという人は、いません。何か知りたいときに、調べるためにあるのですから。それと同じと、割り切りますわ。目次を読めば良しとしましょう。
この項続く

横山崋山展

2018年11月4日   岡本全勝

横山崋山という画家を知っていますか。今日、東京駅のステイションギャラリーで、展覧会を見てきました。毎週、東京駅を使っているのですが、立ち寄る機会がなくて。
お勧めです。こんな立派な画家がいたのに、知りませんでした。会場にも、なぜ忘れられたかを解説してあります。

今日はそのほかに、山種美術館「日本画の挑戦者」と、三井記念美術館「仏像の姿」も見てきました。
後者は、小ぶりな仏像にも優れたものがたくさんありました。東京藝術大学保存修復彫刻研究室による、模刻もなかなかのものです。会津慧日寺の本尊作成ビデオも面白かったです。
もういくつか見たかったのですが、時間切れになりました。

冬の足音

2018年10月31日   岡本全勝

昨日今日の福島市は、朝の気温が10度を下回りました。昼も風は冷たいです。
西にそびえる吾妻連峰は、山頂付近に雪が積もりました。吾妻小富士のきれいな姿も、雪に覆われてさらにくっきり見えます。
寒くなることを予想して、ハーフコートを着てきました。正解でした。
冬が駆け足でやってきています。

1週間

2018年10月26日   岡本全勝

金曜日の夜、これを書いています。
今週も忙しかったです。土曜日曜と高松市で開かれた日本財政学会へ。月曜日夕方は、武蔵野市役所幹部研修会で講演。火曜水曜日と福島で勤務。木曜日は、京都大学へ講義に。今日金曜日は、午前中に慶應大学で講義をして、午後は福島で大臣たちと会議。とんぼ返りして、復興庁で仕事をして、夜は異業種交流会へ。
新幹線の中では、原稿書き。よく働いています。

困るのは、職場での書類や、パソコンに届いている電子メールを読む時間がないことです。復興庁は職場のメールを自宅に転送できない仕組みなので。
自宅のパソコンに届いたメールへの返信も、滞っています。酔った勢いで返事を書くと、失敗することがありますからね。「ケアレスミスを防ぐ」。土曜日曜に片付けましょう。