カテゴリー別アーカイブ: 生き様

生き様

国会前の銀杏の木

国会議事堂の周囲には、銀杏の街路樹があります。黄色く色づき美しいのですが、おやっと思います。たくさん並んでいる木をよく見ると、進み具合が違うのです。
既に葉を散らして裸になっている木、すべて黄色になっている木、まだ黄色と緑がまだらの木と、さらにまだ青い木が並んでいます。そもそも11月下旬に、青々している木が不思議ですが。青い木は、地下鉄の出入り口前にある木で、暖かい空気が出てくるからでしょうか。
私は、孫と一緒に、チューリップの球根を植えました。

本格的な冬に

寒くなりましたね。今朝の福島は2度。最高気温も5度ほどでした。
新幹線から西に見える吾妻連山は、雪をかぶっていました。
ちゃんと、冬の服装をしてきましたが、手袋が必要でした。

失業しない休日

連載「明るい公務員講座・中級編」を書き終えて、ほっとしたのですが。良くしたもので、次の仕事が入りました。
一つは、この連載を単行本にすることです。どさっと、ゲラが届きました。連載中の文章は通しで読むと、冗長になっています。せっかく書いた文章ですが、泣く泣く削減する必要があります。
その前に、どのように再編成するか。悩んでいます。

もう一つは、別の媒体から、連載のお誘いがありました。これは、少々毛色が変わり、ちょっと重い原稿です。でも、光栄なことなので、準備を始めました。
どのような構成にするかを悩み、いくつか試作品を書き始めて、書いては消すことを繰り返しています。

「焚くほどは風がもてくる落葉かな」(良寛)。
全く意味は違いますが。土曜日曜に失業しないように、神様が手配してくださったのでしょう。ということで、朝から机に向かっています。

年賀状の準備も、しなければなりません。印刷は発注したのですが、今年いただいた年賀状の整理が、まだできていません。

国立公文書館展示

国立公文書館では、18日から秋の企画展示「江戸の花だより」を開催します。
「えっ、これが公文書」と思われる方もおられるでしょう。
重要文化財「庶物類纂図翼」をはじめ江戸幕府、明治初年の内務省、農商務省などが収集した植物図譜の佳品が並び、日本本草学の流れを追うことができる展示となっているそうです。
「題名とリンク先の展示案内から想像されるよりは、ずっと面白い展示になっている」と関係者は言っています。
無料です。ご関心ある方は、ご覧ください。皇居の北、竹橋駅から近くです。

秋の美術館巡り

今年の秋も、たくさんの美術展が開かれています。先日の運慶展に続き、いくつかを見てきました。

東京芸大美術館では、「皇室の彩 百年前の文化プロジェクト」を開いています。
「およそ 100 年前。大正から昭和最初期の頃に、皇室の方々の御成婚や御即位などの御祝いのために、当代選りすぐりの美術工芸家たちが技術の粋を尽くして献上品を制作しました。中には、大勢の作家たちが関わった国家規模の文化プロジェクトがありましたが、今日ではそれを知る者がほとんどいなくなっています。いったん献上されたそれら美術工芸品は、宮殿などに飾り置かれていたために、一般の人々の目に触れる機会が極めて限られてきたからです」。
ということで、めったに見ることができない、優れた美術工芸品です。先日見た超絶技巧と言い、このような工芸品を作る、そして技を伝えるには、それだけのスポンサー、パトロンが必要ですね。

東京都美術館では、「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」をやっています。ゴッホがここまで、浮世絵を「写していた」とは。彼が浮世絵に心酔したとともに、日本人にゴッホファンが多かったのですね。
国立西洋美術館では、「北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」を開催しています。これは、見ると驚きます。北斎の意匠や構図から取った、洋画が並んでいます。「なんや、まねしただけや」。いまなら、著作権の侵害でしょうが。
ゴッホだけでなく、たくさんの画家が、影響を受けています。

この2つの展覧会を見ると、日本画が西洋画壇に与えた衝撃は大きかったのですね。しかし、これだけ西洋に影響を与えつつ、日本では、北斎や浮世絵を受け継ぐ後継者たちが出てこなかったのでしょうか。明治画壇は、それよりも洋画を学ぶことを優先したようです。それを鑑賞する日本社会も、西洋を憧れたからでしょう。

どれもお勧めです。近接しているので、1日で巡ることができます。でも、1日で3つ見るのは疲れます。お勧めではありません。