カテゴリー別アーカイブ: 仕事の仕方

生き様-仕事の仕方

歴史は読むものか、つくるものか

昨日ホームページを書いているときに、うろ覚えだった「I Want YOU for U.S. Army」を確認しました。私は、あのアンクルサムの絵とともに、「US wants you」と覚えていたのです。でも、それでインターネットで検索したら、ちゃんとたどり着きました。便利なものですね。
そのときに、第一次世界大戦の際に、フラッグが作った、海軍の募集ポスターも見つけました。そこには、次の言葉が書いてあります。
The Navy Needs You! Don’t Read American History, Make It!
海軍は君を求めている!アメリカの歴史なんか読まず、歴史を作れ!)
私たちが取り組んでいるのは、千年に一度の大災害。その復興に参加することは、まさに歴史を作っているのです。見ているだけではダメです。また、前例通りにやっていても、歴史を作っていることにはなりません。

復興庁一部の同窓会

今日の放課後は、これまた、元復興庁職員とその後輩たちとの、意見交換会でした。それぞれに新しい職場で活躍していて、なかなか日程が合わないのです。初代の人たちは、発足当初の苦労を覚えていて、それを楽しそうに話します。私も、忘れていたことが多いです。スマートフォンから、当時の写真を出して見せてくれます。お互い、貴重な経験でした。
「あの人に、パリで会ったのです。え~っと、名前は出てこない」といった話も。すべての省庁から集まっているので、それが新鮮だったようです。「私たちも、ホームページに書いてくださいよ。ただし、名前はわからないように。省庁や企業名をイニシャルにするとか」との注文でした。でも、そんなことしたら、すぐわかるわ。笑い。

元職員との意見交換会

今日の放課後は、某元復興庁職員たちとの意見交換会。隊長曰く「今回はホームページに、I企画官・・・(2014年12月8日)と書かないでくださいよ。あの時は、翌日関係者から、「おまえのことだろう」と問い詰められました」とのこと。
私はすっかり忘れていました。本名を書くと差し障りがあるので、イニシャルにしているのですが。ということで、今日は某元企画官と書きます。皆さん、それぞれの場所で活躍し、家庭や趣味でも頑張っているようです。うれしい限りです。

現代の企業家、成功の秘訣

書評欄で紹介されていたので、D・ヨッフィーとM・クスマノ著『ストラテジールールズ―ジョブズから学ぶ戦略的思考のガイドライン』(2016年、パブラボ)を読みました。インテルを育てたアンディ・グローブ、マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルのスティーブ・ジョブズ。起業家として大成功しただけでなく、新しい事業のモデルを作った3人です。この本は、その3人に共通する成功の秘訣、3人の個性の違い、3人の失敗を分析した本です。どうして新しいビジネスを切り拓いたか、同業他社をどのようにつぶしたか。なぜ、先行していた他社は、戦いに負けたか。
どのような点が、皆さんの参考になるか。それは読んでみてください。私はなるほどと思いつつ、「結果論だなあ」とも思ってしまいます。歴史上の英雄や政治家、起業家。成功するには、それなりの努力とともに、運もありますねえ。いくつか記憶に残った記述を、紹介しましょう。
・・・ジョブズは、伝記作家にこう語っている。「『顧客には望む物を与えるべきだ』と言う人がいる。だがそれは私のアプローチではない。私たちの仕事は、顧客自身が気づく前に、彼らが望むものを明らかにすることだ。ヘンリー・フォードはこう語った。『もし、私が顧客に何が欲しいかと尋ねていたら、顧客は、もっと早い馬が欲しいと言っただろう』」・・・(p76)。
著者は、事業戦略で、相撲戦術と柔道戦術を比較します。相撲戦術は、力と規模にものを言わせる戦術です。柔道戦術は、てこの原理を活用して効果的に技をかけます。秘密の作戦やスピードを駆使します。器用さや敏捷性、相手の裏をかく能力が求められます(p238)。アメリカの企業競争に、日本古来の武道のたとえが出てくるのが、興味深かったです。

連休明けの1週間

今日は金曜日、今週も終わりました。連休明けの仕事、皆さん、お疲れではないでしょうか。さらに、東京も暑くなって、これもこたえますよね。
私も、今週は泊まりがけの出張のほかに、次々と部下が報告や相談に来てくれて、商売繁盛=自分の時間は確保できない1週間でした。でも、喜ばなければいけません。報告に来てくれるのは、仕事が進んでいる証拠です。相談に来てくれるのは、「次官に相談したら、何か役に立つことを言ってくれる」と、思ってくれているからでしょう。「今日も、職員は誰も来なくて静かだった」は、困ったことなのです。
その中で、どのようにして、自分の時間を確保するか。それは、朝早く出勤することです。そして今日も、17時半過ぎには退庁し、18時頃には都内某所で、「他社の人」と冷えた生ビールを飲んでいました。「みんながまだ仕事をしている」と思うと、一層おいしいです(笑い)。なぜ、みなさん、8時半出勤、17時15分退庁にしないのでしょうか。自治体や民間では、当たり前のことですよね。そして、20時過ぎには、「もう帰るのですか。いつもなら、これから飲む時間ですよ」という批判を聞きつつ、逃げて帰りました。今、ホームページを更新し、これから本を読む時間が取れます。