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奈良市役所研修会

奈良市役所研修会の反応が届きました。一部を転載します。
(良い方)
寝る間も無く、興味深く聞いた。
最後にピリッと厳しいことを聞いて、胸に残ったよ。
(悪い方)
脱線が多すぎて、本題が少なかった。もっと資料の説明をしてほしい。
地方に対する厳しい意見を聞きたかった。
悪い方の反応には、思い当たる節があります。厳しいご指摘は、勉強にも薬にもなります(言い訳をすると、あの暑いさなかに、みんなを眠らせないようにするためには、脱線も必要なんです)。田村さん、ありがとうございました。

埼玉県東南部都市連絡協議会研修会

今日は、埼玉県東南部都市連絡調整会議研修会に招かれ、午前中は講演(120人)、午後は研究会(18人)のアドバイザーを務めてきました。草加市・越谷市・八潮市・三郷市・吉川市・松伏町の6市町です。合計人口は、85万人にもなります。きれいな田園地帯が、都市化つつある地域です。今後のまちづくりに、職員がどう取り組むかを議論してきました。課題はたくさんありますが、参加者は熱心でした。担当の小林君は「人使いが荒く」、結構疲れました。

減少する労働力

少し古くなりましたが、28日に発表された「労働力調査」では、日本の労働力人口が6年連続で減少しています。15歳以上人口のうち、どれだけの人が働いたり・職を探しているかを示す労働力人口比率も、1992年をピークに低下しています。高齢化とともに、働く意欲のない若者が増えているのだそうです。大きな問題だと思います。1月29日の日経新聞などに載っていました。

 

日本の将来

今日4日の新聞各紙は、2004年3月末での人口調査を載せていました。見出しは「人口増加率最低0.11%」です。人口ピラミッドを載せているものも多かったですが、もはやピラミッドでなく、徳利とか逆ピラミッドに近くなっています。
たぶん、来年からは、日本の総人口は減少に転じるでしょう。「経済成長が止まる」とか「年金財政が悪化」という解説が多かったです。それも事実ですが、それらは狭い見方と思います。
それは、お金と経済発展で社会を考える思考です。まず、最近の女性は、なぜ子供を生まないのでしょうか。「貧しくて子供を育てられない」とは違います。日本の未来に対し、夢が持てないからだと思います。
人数とお金の量で考えていると、生活の「質」や社会のあり方は、忘れ去られます。それは、経済学の限界です。