岡本全勝 のすべての投稿

低い日本の労働生産性

23日の朝日新聞は、「労働生産性、日本なぜ低い。先進7か国中で11年連続最下位」を取り上げていました。労働生産性の意味や、日本の問題をわかりやすく解説しています。日本人は優秀で、日本の経営は世界のトップだといわれていたのですが、このような数字を見せられると、ショックですね。
・・労働生産性は、各国が生み出した付加価値の増額であるGDPを、全就業者数で割って算出する。労働者が一生懸命働いただけでは、上がらない。駅の改札が自動化されると、駅員は少なくてすむように、設備投資や組織運営など経営者の判断が大きく作用する・・・

資本と経営の関係

23日の毎日新聞社説は、「資本の経営監視は強くなる」でした。
・・株式会社を主体とする資本主義においては、これまで長く、資本と経営の分離がいわれてきた。特に日本では、1960年代後半の資本自由化に備えて企業間の株式持ち合いが進んだ。経営者は株主として運命共同体となり、互いに批判せず、経営に対する株主の発言権は実質的に失われていた。
米国では1980年代に、年金基金などの機関投資家の株式保有が進むと同時に、企業の合併・買収の失敗などが相次いだ。機関投資家は、資産の安全を確保するために経営への監視を強めた。現在、日本に参入しつつあるファンドも、このころに誕生している。
日本でも、バブル経済崩壊以降、企業の株式持ち合いが崩れた。経営者は運命共同体ではなくなった。また、多くの企業の倒産で、株主は多大な損失を被った。こうして日本でも、株主による経営監視が重視されるようになった。同時に、財務分析能力や経営能力を備えたファンドが、投資家を束ねる大株主として登場してきた。
・・資本と経営の分離という時代から、資本による経営の監視の時代に移りつつある・・
なるほどと思いました。

推進会議

今日、再チャレンジ会議を開きました。12月につくったプランの実績評価と、今後の進め方についてです。いま取り組んでいる大きな個別課題は、地域の若者支援(日本版コネクションズ)と二地域居住(複線型社会)です。かなりの資料は公開しましたので、準備でき次第、HPに載せます。
また、再チャレンジ支援の官邸HPを衣替えしつつあります。まず、表紙を作りかえました。そこに、大臣の考え方や、省の施策のわかりやすい紹介を載せました。まだ、一部は工事中です。もうしばらくお待ちください。

自殺対策

21日の読売新聞は、「自殺対策待ったなし、3万人の命を救え」を、大きく解説していました。2005年まで連続8年で、自殺者が3万人を超えています。何度も書きますが、この数は交通事故死亡者の3倍を超えています(「新地方自治入門」p166)。しかも、この数字は把握された数だけです。この自殺率はアメリカの2倍、イギリスやイタリアの3倍だそうです。
そのうち男性が7割、女性が3割です。男性の自殺理由は経済と生活問題で、女性は健康問題です。

後輩たちとの会話

後輩:全勝先輩、毎晩よくHPが続きますねえ・・。
全:毎日見てくれる人が、いるからね。それに、北海道から沖縄まで、あの人が読んでいると思ったら、書かなけりゃ。海外で見てくれる人もいるし。毎日、何かを書き続けるのが続けるコツで、見てもらう秘訣やね。
後輩:今晩も、これだけ飲んだ後、更新するんですか。
全:だったら、早く僕を解放しろよ。僕のHP見てくれるのはうれしいけど、あんたたちも、早く自分のHPをつくりなさい。