岡本全勝 のすべての投稿

かつての同僚に感謝する会

今日の放課後は、10年前の職場の同窓会。当時、部下に苦労をかけた、岡本総務省総務課長と福本国会連絡室長が部下に感謝する会です。当時も、この職員たちに支えられ、叱られました。例えば、2004年2月24日「課長はつらいよ」、2005年2月25日「労働者の権利」。まだまだありますが。
この会は、10年経っても、まだ続いています。あれから10年。それぞれに歳をとり、出世しているのですが、相変わらず愉快な仲間です。「あれから5歳若くなりました・・」とか。

出先機関との意見交換会

今日は午後から、仙台に出張でした。復興に携わってもらっている国の出先機関との意見交換会です。3つの復興局の局長が、設営してくれました。
発災直後の救助救援や支援物資の提供など、自衛隊や各省の出先機関には、大きな協力をしてもらいました。復旧や復興の段階になっても、それぞれの持ち場で頑張ってもらっています。さらに、3県にある復興局に、たくさんの職員を派遣してもらっています。復興庁本庁に、各省から職員を派遣してもらっているのと同じように、出先の復興局でも、各省からの派遣職員が中心になって、仕事を回してくれているのです。復興庁のプロパー職員はいないので、事情に通じた各省の職員が必要なのです。そして彼らは、初めての仕事、慣れない仕事、周りは知らない人ばかりという環境で頑張っています。今日は、その出先機関の長に、復興の現状と見通しをお話しし、また職員を派遣していただいていることにお礼を言ってきました。
行きの新幹線でも帰りの新幹線でも、総選挙応援で移動中の与野党幹部と、乗り合わせました。それぞれ「選挙中だけど、復興頑張ってね」と励ましをいただきました。はい、私たちの務めですから。

空いた仮設住宅を職人の宿舎に。関係者の工夫

被災地では工事が本格化していますが、工事量が膨大なので、資材や職人不足が問題になっています。さすがにこれは、政府が直接補うことはできません。しかし補助的に、工夫はできます。生コンのプラントを作ったり、工事費の積算に資材や人件費の高騰分を織り込むとかです。今日紹介するのは、珍しい工夫です。沿岸部の被災地では、職人を集めても、住むところがありません。そこで、空室となった応急仮設住宅を、職人向けの簡易宿舎として無償貸与しています。「岩手県の広報
仮設住宅は目的を達したら、撤去します。特に学校の運動場に建っているものは、早く撤去しないと子どもたちが困ります。しかし、そうでないところでは、このような工夫は可能です。
かつてなら、「国費を使った施設の目的外使用」なので、他の目的に使うのは、難しかったでしょう。今回は、関係者が皆で知恵を出してくれました。まず最初に、応援職員の宿舎に、そして支援のNPOなどに使ってもらうことから始めました。もちろん、条件は付けてあります。何にでも使われては、税金の無駄遣いになります。

難しい仕事を楽しくこなす工夫

今日の放課後は、「職員に感謝する会」に呼んでもらいました。岡本統括官が、職員に感謝するのです。
復興庁本庁には、職員が300人、参事官(課長級)が30人います。彼ら・彼女たちが、毎日難しい仕事をこなしてくれているので、復興庁は仕事が回っています。そして、統括官も、責務を果たすことができます。復興庁は「寄せ集め部隊」なので、通常の役所や会社にあるような、社風やインフォーマルな人間関係を、一から作る必要があります。それを、参事官たちやその下の企画官・参事官補佐たちが、作ってくれています。
今日は、I企画官の招待(指令)により、I小隊の職員に感謝する会でした。小隊の6人(あと数人は風邪かインフルエンザです)は、5つの省庁から派遣された職員たちです。ほぼ全員、出身省庁が違うのです。平時なら、こんなことはありません。愉快な仲間たちで、盛り上がりました。I小隊長が席を外した際に、「Iさんは厳しくて、困っているだろう」と誘導尋問をしましたが、即座に「楽しく仕事をしています」「何でも相談できます」との答え。よいチームです。

初冬の休日

東京は、土日続けてよい天気でしたが、寒かったです。
三菱一号館美術館の「ミレー展」は、よかったです。1,600円の価値はあります。ボストンに行くことを考えれば、なおさらに。観客が多いので、落ち着いて見ることはできませんが、ぜいたくを言ってはいけません。
年賀状の宛名書きも着手し、結構進みました。先週までに、宛先の整理をしておいたのが、成功でした。でも、まだまだ残っています。来週の土日に、頑張りましょう。年明け1月末締め切りの原稿も、8割方書き上げ、少し余裕ができました。
問題は、また本を買ってしまったことです。特に、ピケティ著『21世紀の資本』(邦訳2014年、みすず書房)は、「こんな分厚い本をいつ読むのだろう」と自問自答しつつ、買ってしまいました。好奇心か、義務感か、見栄でしょうか(苦笑)。フランスの本ですが、英米でベストセラーになり、日本の新聞の経済面でも、しばしば取り上げられています。
やめておけばよいのに、他にも小さな本を2冊(B)も。こちらは、今読んでいるある分厚めの本(A)に触発されて、買ってしまいました。すると、Bを読み始めると、Aの読了が遅くなります。まして、ピケティに着手するのが遅くなります。毎晩、異業種交流会や部下職員に感謝する会が、続きますし。