「講演」カテゴリーアーカイブ

講演

東京大学公共政策大学院講演

今日は、東京大学公共政策大学院で講演しました。他の講師の方はそれぞれの省の個別政策の説明のようですが、私の講義内容はそれらとは違い、今年も「日本の行政の構造的課題」をお話ししました。
法学部22番教室(200人収容)で、多くの学生と院生が熱心に聞いてくれました。こっちもついつい力が入って、2時間の講義を終えたら、へとへとでした。
鋭い質問も来ました。「官僚の方は、みなさん『今のままではいけない』とおっしゃるのに、なぜ改革されないのですか」とか「岡本さんは『戦後日本の行政は大成功だった』といわれるが、数字ではそうだが、街並みなど質の面は成功とはいえないのではないか」などです。
去年は31番大教室でやりにくかったですが、今回はかなりうまくしゃべれました。レジュメは、行政の構造的課題です。
img022
img023

フランスのジャーナリストへの講義

今日は、フランスの新聞記者2人の訪問を受け、日本の地方行政の概要と今取り組んでいる課題をお話ししました。もちろん、通訳付きです。
招いたのは、国際交流基金と自治分権ジャーナリストの会です。共同通信の鎌田論説委員、日経の松本論説委員が同行され、山下茂明治大学教授(前クレア・パリ所長)も「監視役」としてきてくださいました。
通訳をはさんでの解説は難しいですが、今回は、事前にレジュメと資料をフランス語に訳しておいてもらったこともあり、結構うまくいったと思います。この後、2人は地方自治体を見たあと、公開報告会をされるとのことです。
img021
私の手前は松本克夫日本経済新聞論説委員、向こう側は共同通信鎌田司論説委員。撮影は、山下茂明治大学教授です。
殺風景な私の執務室ですが、11年前にパリで買って帰った「モネの睡蓮」のポスターと、横山大観の日本画(もちろん複製)を掛けて、歓迎しました。お出ししたペットボトルの水は、フランス製でしたし。

日経グローカルセミナー「三位一体改革で国と地方はこう変わる」

夜の6時すぎなのに、みなさん熱心に聞いてくださいました。地方団体関係者だけでなく、研究者や企業の方もおられました。今回は、財政論でなく政治論で、しゃべってきました。主催者の「なるべく面白く」という要請を真に受けて、脱線やらジェスチャー入りで頑張ってしまいました。質疑応答の後で、「岡本課長って、本当にホンネでしゃべるんですね」といわれました。うーん、官僚はホンネでしゃべったらいけないのでしょうかねえ。日経グローカルに講演録が載りますが、添削しないと・・。
「三位一体改革や財政問題は、一般の人が読んでもわかる解説書や、一般の本屋に並ぶような本がない」との指摘ももらいました。耳が痛いです。今度機会があれば、チャレンジします。
日経新聞社日経産業消費研究所の情報誌「日経グローカル」2月7日号に、小生のセミナー講演録「三位一体改革で国と地方はこう変わる」が載りました。もっともこれは要旨で、詳しいのはHPに載っています。ただし、HPはパスワードが必要で、それは本誌に載ってます。つまり有料です。こんな良い講演は、多くの人に読んでいただきたいのですがね(笑い)。(2月8日)