今日は大阪府富田林市に、講演に行ってきました。求められたテーマはまちづくりでしたが、「復興から見た町とは何か」という観点で話しました。100人近くの方が、聞いてくださいました。
久しく、地方行政の現場から離れているので、勘を取り戻すのに少し苦労しました。共同通信社に寄稿した『被災地から見える「町とは何か」』を基礎にしましたが、この2年間に経験した実例を盛り込んで、臨場感ある話を試みました。どの程度、成功したでしょうかね。
毎度のことですが、これもしゃべりたい、あれも伝えたいと、話す内容はきりがありません。終わってからも、「あれを話せば良かった」と反省ばかりです。
参加者の皆さんへ(補足)。
今日お話ししたことに関連して、次のページをご覧ください。
お詫びの仕方。
支援物資を運ぶ。無償で協力してくださった企業。調達したもの。支援チームの仕事ぶり(ページの下に写真があります)。
ボランティアとの連携。企業との連携。
少し早めに行って、市内を案内してもらいました。富田林市は、南河内の中心地です。寺内町という古い町並みが、きれいに残っています。これだけの「面」で残っているところは、珍しいでしょう。お勧めです。もちろん、残すためには、大変な努力が必要です。
久しぶりの東海道新幹線でした。富士山がきれいに見えました。後は、集中して資料や本を読むことができました。引き受けた時は、一泊してゆっくりしようかとも考えたのですが、前日15日金曜日は夜まで仕事。明日17日は朝から福島で会議なので、とんぼ返りしました。現在の職場は、時間に余裕がなくていけません。
「講演」カテゴリーアーカイブ
講演
パネル参加の記録
12月に参加した、ロンドンのエコノミスト紙主催の「ジャパン・サミット2012」の概要が、インターネット「JBPRESS」に載りました。藤沢烈さんに教えてもらいました。
明治大学での講義
今日は、明治大学で講義をしてきました。3年前から約束していたのですが、大震災の仕事に就いて、なかなか時間がとれず、延期を重ねてきました。ようやく、約束を果たすことができました。公共経営学の授業なので、復興から見た公の役割を、お話ししました。夜の授業なのに、たくさんの学生が熱心に聞いてくれました。
The Economist Japan Sammit パネルに登場
今日、ホテルオークラで開かれた、ロンドンのエコノミスト紙主催の「ジャパン・サミット2012」に、パネリストとして出席しました。私の出番は、「大震災からの道のり:未来に向けた道標?」でした。
他のメンバーは、猪瀬直樹(元東京都副知事)、藻谷浩介(日本総研首席研究員)、本間勇輝(東北復興新聞発行人)さん。司会はサイモン・ロング(エコノミスト紙コラムニスト)さんです。聴衆は、半数近くが外国の方とお見受けしました。
50分の短時間、しかも4人ですから、持ち時間はほとんどありません。猪瀬さんの発言を遮ることもできませんし(笑い)。
私が話したこと、話したかったことは、次の通りです。
大災害だったが、インフラも産業も早く復活したこと。津波被害地と原発避難地の方には、大変なご苦労をおかけしていること。日本社会と日本人は、あれだけの大震災にもかかわらず、暴動も起きず略奪もなく、冷静に行動した。日本は、強靱な社会を持っている。高速で走っていた新幹線も、一人もけが人を出さず停止した。この社会と技術をもってすれば、日本は必ず復活し、さらに発展します。
東大での講演
今日は、東大駒場で、90分の講義。かつて私が教えに行っていた、教養学部と大学院総合文化研究科の講座です。現在は、総務省の後輩が講座を持っているのですが、ゲストでしゃべりに行ってきました。
久しぶりに訪れると、駒場キャンパスも新しい建物が建って、様変わりしていました。もう10年も経つのですね。
学生さんが熱心に質問してくれたので、授業は2時間かかりました。