カテゴリー別アーカイブ: 講演

講演

イラク国会議員への復興の説明

今日2月14日は、JICA(国際協力機構)主催の、イラク知見共有セミナーで、大震災からの復興を、お話ししてきました。藤沢烈さんらと一緒にです。
お相手は、イラクの国会議員らです。イラクではISとの戦闘が収束し、これから300万人(国民の10%)と言われる国内避難民を帰還させることが、大きな課題になっています。イラクでも町が破壊され、その再建が必要なのです。

アラビア語への通訳なので、できる限り簡潔な語り口にしました。英語なら、どのように伝わっているかがわかるのですが、アラビア語では、全くわかりません。
主に写真を使い、何に力を入れたかを説明しました。インフラだけでなく、産業とコミュニティの再建が重要であること。政府と自治体だけではできず、企業やNPOの協力が重要であることなど。
参加者からは、がれき処理の方法、産業再生の手法などの質問のほか、「住民の政府への信頼がないので難しい」などの声がありました。

さいたま市役所研修講師

今日は午後から、さいたま市役所の研修講師に行ってきました。対象は、課長級約200人です。
増える仕事、迫られる行政改革、働き方改革(場合によっては、増える故障者をかかえて)、課長さんたちは、これまでになく苦労しておられます。
職場の無駄をなくし、どのようにしたら、仕事を早く仕上げることが出来るか。私が、悩んでたどり着いた実例を、お話ししました。
皆さん、悩みは同じらしく、熱心に聞いてくださいました。

今週は、水曜日に大分市役所、今日は午前は慶應大学の授業、午後は埼玉市役所と、かなりしんどい週でした。
よくやりましたと、自分で自分を褒めておきましょう。

大分市役所で講演

今日は、大分市役所に、講演に行ってきました。演題は、大震災対応+明るい公務員講座の、2本立てです。90分で両方お話しするのは、やや欲張りでしたが。
大震災対応は、スライドを使って、現場の状況をお見せしました。明るい公務員講座は、時間と仕事の管理術を、具体例でお示ししました。
100人を超える職員の方が、熱心に聞いてくださいました。

関西大学経済学部で講演

今日12月18日は、関西大学経済学部で、講演をしてきました。テーマは、「大震災から7年-街をつくるということ」にしました。3年生が主なので、大震災は彼らが中学生の時です。
スライドを使って、被害の大きさと政府の対応、現地の復旧の様子を見てもらいました。そして、町のにぎわいを取り戻すには、インフラ復旧だけでは駄目で、産業の再開、コミュニティ再建が必要なことを、事例交えて説明しました。
皆さん、熱心に聞いてくれました。
大学から、「客員教授」の称号をいただきました。

佐賀県庁管理職研修

今日は、佐賀県庁管理職研修に呼ばれて、話に行ってきました。
依頼の内容は、「残業を減らすために、どのようにすれば効率的に仕事ができるかを、話して欲しい」でした。このように、テーマを絞ってもらい、参加者が限定されていると、話しやすいです。
ちょうど、「明るい公務員講座・中級編」で、その部分を書き終えてばかりなので。今日は、大きく脱線することはなく(少しは笑ってもらうために、サービスしましたが)、焦点を絞ってお話しすることができました。
管理職が約180人集まって、熱心に聞いてくださいました。皆さん、現場で苦労しておられるのでしょうね。

私の話の内容は、「今や、課長は大変な時代になっている。これまでの流儀が通用しない」「部下よりも仕事をして、責任も取らなければならない」ことをお話ししたので、参加者は面白くなかったかもしれません。
でも、「どうしたら、楽をして効率を上げることができるか」のコツをお教えしました。私は、財政課長や総務部長だけでなく、総理秘書官や大震災被災者支援本部事務局といった、とてつもなく忙しいそして難しい仕事を経験しました。その際に考え、身につけた「ワザやコツ」です。自信があります。

仕事のワザやコツは、学者が研究して発見するような真理ではありません(それもできるでしょうが)。若手職員が仕事で困っているのを見て、ベテラン職員が「なぜそんな簡単なことを悩んでいるの?」と思うように、経験者なら身につけていることです。
課長職のコツも、課長の経験者なら多くの人が身につけています。そして、様々な職場や事件を経験すると、身につけるワザも広がります。例えば、難しい交渉から始まり、仕事のできない部下の指導、部下がやってしまった失敗、おわび、処分・・・。ない方がよいのですが、経験すると、次回からはうまくできます。そのようにして身につけたワザ、それを言葉にして後輩に伝えることが難しいのです。