カテゴリー別アーカイブ: 災害復興

行政-災害復興

震災ボランティアの活躍・中間整理

今回の大震災からの復旧と復興の特徴の一つに、ボランティア活動やNPOの活動があります。阪神大震災では、ボランティアが活躍し、ボランティア元年と呼ばれました。
今回も、多くのボランティアの方が参加して、活躍してくださいました。活動内容は、避難所での炊き出しなどのほか、津波に特有な家にたまった泥をかき出すこともありました。また、最近では、仮設住宅での孤立を防ぐ活動も、してもらっています。
民間の自発的行動なので、政府が口を出すことは慎んでいますが、ボランティア活動が円滑効率的に進むように、条件を作ることはしています。発災直後に「連絡室」を作りました。現在は、復興本部が、その組織を吸収しています。これまでの半年間の活動を振り返り、今後の期待を整理しました。ご覧ください。
震災ボランティア活動の果たしてきた役割と、今後の政府の取組
このように、実績や課題を整理しておくことは、重要なことだと思います。ありがとう、ボランティア班。

大震災の影響、人口流出

総務省が、大震災の人口への影響に関する調査結果を公表しました。対象期間は、今年の3~8月です。例年、3月には、地方から若者が、大学入学や就職で東京圏に移動し、一次的に人口が減ります。
今年は、大震災の影響で、東北3県からは例年以上の人が、県外に移動しています。特に、福島県からは、学生ではない年齢層の転出が、多くなっています(第5表)。より詳しくは、こちら

避難者への政府からのお知らせ

政府から、被災者の皆さんへのお知らせ「ニュースレター」の9月28日版が、発行されました。今回は、雇用保険(失業保険)の延長と、借金でお困りの方の相談です。
かつては、壁新聞を出していたのですが、避難所が解消され、避難者の方が住宅に入られたので、方法を変えました。このニュースレターは、市町村役場のほか、コンビニやスーパーなどに置いて、広く行き渡るようにしています。また、いろんな方の協力を得て、お届けするようにしています。

避難者調査

定例の「全国避難者調査」(9月22日現在)が、まとまりました。いわゆる避難所にいる人は、2,800人まで減りました。6月初めには4万人でしたから、この3か月で、大部分の人に住宅に移ってもらえました。各県でも避難所が解消されつつあり、3県以外では6都県になりました。その多くも小規模です。たくさんの方がおられるのは、原発事故で埼玉県に避難しておられる方の避難所です。