カテゴリー別アーカイブ: 仕事の仕方

生き様-仕事の仕方

国会議員への挨拶

今日は、ようやく国会議員会館への挨拶回りが、できました。早く回りたかったのですが、被災地への出張や仕事の関係で、今頃になりました。午前中3時間、午後2時間をかけて、参議院議員会館を12階から3階まで、衆議院第2議員会館を12階から2階まで、衆議院第1議員会館を12階から3階まで、回りました。当然、上の階から下の階へと降りていき、各階では一筆書きで書けるように歩きます。各階に24室あります(一部は会議室になっています)。議員会館も、数年前に建て替えられて大きくなり、歩く距離が長くなりました。
すべての議員の部屋に顔を出すのではありませんが、名刺を4箱使いました。復興庁の職員が、仕事で関係する議員に印を付けてくれたのですが、それ以上に私が個人としてこれまでお世話になった議員さんが多く、こんな数になりました。議員本人にお会いできたのは少なかったのですが、「がんばれ」「苦労かけるね」と励ましの言葉をいただきました。お会いできたのは、秘書さんが多かったのですが、旧知の方も多く。「座っていけ」「話を聞かせろ」と捕まってしまいます。もっとも、途中で「水分補給」するにはちょうど良く、休憩をかねて、お茶やお水をいただきました(苦笑)。
他方で、課長補佐や総務課長のときにお世話になった議員さんたちの多くが、引退されています。その方々を思い出し、「あの先生も、おられなくなったなあ」と、別の感慨にもふけっていました。

新年度

昨日は4月1日、新年度が始まりました。各職場で、新入社員を迎えたことでしょう。また、新入生も希望に胸を膨らませて、入社式に臨んだことでしょう。私にも、入学や入省式がありました。地下鉄の中で、一見してそれとわかる若者(男女)を見かけました。「がんばれよ」と、声をかけたくなります。これから、今まで知らない世界を知り、いろんな苦労をすることでしょう。でも、先輩たちも通ってきた道です。そんなびっくりすることは、ありません。でも、新しいスーツの上着のしつけ糸は、取った方が良いよ(笑い)。
復興庁では大卒新採を採用していませんが、人事異動でたくさんの職員を送り出し、また新しい職員を迎えました。復興庁で苦労した職員たちには、この経験を糧に、新しい職場で頑張って欲しいです。元の職場では経験できない、仕事や人との交流ができたと思います。新しい職場で、復興の応援団になってください。新人に対しては、今日、オリエンテーションがありました。私も、復興庁職員として持って欲しい心構えを、お話ししました。一日も早く仕事に慣れて、戦力になってください。そのためには、現地を見て、被災者の立場になって考えることです。復興庁職員の仕事の原則やあり方は、至極簡単です。被災者の立場に立つことです。もちろん、憲法の範囲内であり、財源は国民の税金です。限界は、国民に対して、説明できるかどうかです。

次官就任

新聞報道でご承知の通り、昨日3月30日付けで、復興庁事務次官に就任しました。被災者の暮らしの再建と被災地の復興に向けて、さらに努力を重ねて参ります。これまでご指導やご支援をいただいた方々に、お礼を申し上げます。そして、引き続きのご支援をお願いします。
関係方面に、挨拶に伺わなければならないのですが。仕事も立て込んでいて、その合間を縫っての挨拶回りです。遅くなって、申し訳ありません。また、たくさんの方から、祝電や手紙をいただいているのですが、返事を書く時間が取れません。もう少しお待ちください。机の上には、いつも以上に、書類が山積みになっています。早朝出勤だけでは、片付きません。また、週末に片付けるのですかね。職員には「次官になっても、休日出勤を続けるのですか」と、牽制されています。
さらに職員たちからは、「岡本統括官、いや違った岡本次官が、自分で仕事を作るからですよ」と、さらに「私たちにも、次々仕事を作ってくれるから、こうして報告に来るのです」と、批判されました(苦笑)。復興庁という組織と仕事の特殊性から、仕方ないことと理解しているのですが。私の指示に答えて、次々と新しい仕事を片付けてくれる職員たちに感謝します。
(参考)竹下大臣記者会見、3月24日。恥ずかしいですが、記録のために転記しておきます。
・・岡本さんにつきましては、まさに復興庁の生え抜きといってもいい、あるいは根っこみたいな人でありまして、復興庁のことは全て岡本さんが知っておるという人材であります。また、政界やそのほかの官界、さらには被災地の市町村長・県知事等々との本当に強い人間関係を持った人物でありまして、これから復興庁の次官として、まず復興庁を取りまとめることはもちろんでございますが、外に向かっても大いに力を発揮していただけると、このように確信をいたしております・・

忙しい日々、ありがたいことです

先週もまた、怒濤のような1週間が過ぎました。国会審議があり、いろんな打ち合わせがあり、日中は電子メールを確認することすら難しかったです。放課後は、前もって予約していた異業種交流会があり、少々早朝出勤しても、書類が片付きませんでした。さらに、土曜日曜とシンポジウムに出席したので、週末も使えず。今日は、シンポジウムを途中で抜け出して、職場へ。東京でも桜が満開になったので、そちらに行きたかったのですが。
明日以降の準備は、職員たちがしてくれています。それらを確認し、最低限の準備だけをしました。また、忙しい1週間が、始まります。すみません、手紙や電子メールをたくさんいただきながら、返事を出せていません。しばらく勘弁してください。ここのところ読んだ本の感想も、このホームページで紹介しようと思いつつ、たまっています。そして、そのうちに時機を失して、関心が次に移ってしまいます。反省。

官庁の勤務時間を朝方に

国の官庁では、この夏から、勤務時間を朝方に移す試みが行われます。「朝日新聞記事
・・政府は27日、国家公務員の長時間労働の抑制をめざし、7~8月の2カ月間の勤務時間帯を見直す実施方針をまとめた。出勤時間を1~2時間程度早める代わりに帰宅時間も早めるなど、霞が関を「朝型シフト」にする取り組みだ・・。
若手職員には、「そんなの無理ですよ」と異論もあるようです。確かに、現在の仕事のやり方を前提にすると、難しい点もあります。
一つは、国会待機です。国会審議の議員の質問通告が、前日の夕方や夜に出されることも多いです。すると、質問が出そうな部局(それがわからない時は全部局)の職員が待機します。そして、質問に当たったら、それから答弁案を作ります。私のような上司は、自宅でパソコンによる「在宅勤務」ができますから、早く帰ることは可能ですが。よって、今回の試みも、国会開会中を避けているようです。
二つ目は、「夜に働く方が働いた気になる」という、霞が関の風土です。法令審査や予算査定業務、あるいはそれぞれの係の仕事を、夜にまで行うことが当たり前になっています。これは一つには、昼は来客や問い合わせがあって、仕事に集中できないという理由もあります。夜だと、集中できるのです。また、交渉ごとは「深夜まで交渉して、お互いこれ以上は仕方がない」という、言い訳を作る仕掛けでもあります。
これは、同じ時間をかけるのなら、深夜でなく昼間に移すことは可能です。そして、これによって、長時間労働が減ると思います。
参考、民間企業の例(1月14日の記事)。
私は、今でも8時半出勤、実際はもう少し早く出勤しているので、朝方勤務形態になっても不都合はありません。でも、若い人には、早起きは苦手な人も多いので、困る人もいるでしょうね。
私も、若い時はそうでした。しかし、大臣秘書官になって、6時出勤(それから大臣のお迎えに行く)になり、そのために4時半に起床することが普通になったので、その後は早起きが苦にならなくなりました。