カテゴリー別アーカイブ: 仕事の仕方

生き様-仕事の仕方

愉快な職員たち

今日の放課後、職員たちの懇親会がありました。あるチームの大きな仕事が片付いたので、打ち上げと称して、有志が企画しました。その仕事に関係ない職員にも声をかけて、大きなパーティになりました。
まず、チラシです。先日、私のところに持ってきた参加者募集のためのチラシは、傑作でした。「写真は参考イメージです」と書いてあるのですが、そこについている写真は、豪華な旅行やイベントの写真を流用しています。「これは、不当景品防止法に引っかかるのではないか」と、注意するほどでした(笑い)。
次に、前売り券です。紙幣をまねて、透かしと見まがうような肖像も入っていました。誰の写真だったかは、不愉快なので書きません(苦笑)。前売り券は、90枚を売ったそうです。当日も同じ値段だということに、疑問もありますが。
さて、今日のパーティです。既に異動したOBまで参加して、大賑わい。景品が当たる余興で盛り上がっている最中に、「岡本統括官2」が登場しました。私の実物大の顔写真を、お面にしてつけています。さらに、帽子までかぶっています(後で聞くと、100円ショップで買ったそうです。道理で、安物でした)。そして、私の物まねをするのです。
「決裁文書は、ひもかホッチキスで綴じろ」「30%のできでよいから、早く持ってこい」「こんな文章、誰が読んでもわからへん」「これじゃダメ。アウト」と・・。おなかを抱えて笑いました。涙を拭いていると、「岡本統括官3」が出てきて・・。
とんでもない職員たちです。官房長職にある統括官を、ダシにするとは!
復興庁は、各省、自治体、民間企業から出向してきた職員の寄せ集め部隊です。本庁で職員数200人、参事官が27人いて、それだけの班があります。フロアも3つに分かれています。お互いが、知らない職員同士です。仕事も、前例のない難しい仕事です。
このようにして、一緒に盛り上がってくれることは、うれしいです。私も20代の頃、職員旅行や打ち上げの宴会で、下手な出し物や芸を披露していたことを思い出しました。局長や課長が、怒りながら笑っていたことも。
さらに、職場の風通しがよくなるでしょう。少々、いえとんでもなく「笑いのネタ」にされても、許しましょう。とは言いつつ、N君、Y君、特技があることはわかったので、「ご褒美」として、明日からはもっと難しい仕事をあげるから・・。

国会答弁、官僚が改正法律の正当性を答える

今日、参議院予算委員会でも、答弁に立ちました。集中審議なので、総理出席、NHKのテレビ中継付きです。
私の出番は、質問者の通告では終わりの方だったので、のんびり構えていたら、最初の質問でした。手を挙げて立ち上がり、委員長の指名をもらって、答弁席に行きかけました。すると、委員長席の隣に座っておられる安倍総理と麻生副総理が、私の顔を見てニヤッと・・。「どんな答弁をするのかな?」と、見ておられたようです。何かしら、ばつが悪いですね(苦笑)。
質問は、先日、全会一致で成立した「福島特措法の一部改正法」について、「正当性はあるのか」という問でした。国会で全会一致で成立した法律について「正当性はあるのか」と、官僚に聞かれても、困るのですが・・・。いろいろ不思議な質問に当たります。

参議院復興特別委員会審議、岡本統括官の睡眠時間を削る友の会

今日10日は、参議院復興特別委員会で予算の委嘱審査が行われました。昨晩もたくさん質問が出たので、自宅パソコンで職員が作ってくれた答弁案を確認しました。25時には、「もう寝るわ」とメールして布団に入ったのですが。熟睡中に、枕元の携帯電話にメールが入り、「確認をお願いします」と。寝ぼけたままで「了解。お休みなさい」と返事しました。今朝確認したら、27:30(3:30)にやりとりしていました。眠いはずだ(笑い)。
今日の委員会でも、通告なしの質問があり、答弁しました。
と、書いていたら、13日(月曜日)の質問が出てきて、これから答弁案を確認することになりました。現在、10日の22時です。職員からのメールには、次のような文章が入っていました。
・・本日も班内でその話題(朝の3時だったこと)になり、「岡本統括官の睡眠時間を削る友の会」なるものを結成し、懺悔しないといけないと皆で話していたところです・・
うーん、全然反省していませんね(笑い)。でも、しばしば徹夜し、金曜の夜遅く(翌日未明まで)働いている職員のおかげで、仕事が回っています。感謝しています。

官僚が政治家の評価を求められたら、全敗の答弁

4月25日の復興特別委員会の会議録が、できていました。先日取り上げた私の答弁は、寺田典城議員(2番手)の最初の質問でです。
寺田議員・・それで、通告していないんですけれども、事務方で岡本統括官おいでになっていますので、その辺、忌憚のない話をお聞きしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします・・
私の答弁に対して、寺田議員は、
・・岡本さんは全勝さんという名前で、今の答弁はどうも全勝じゃなくて全敗じゃないかなと・・
問と答の内容は、会議録をご覧ください。公式それも国会審議の場で、官僚が政治家の評価を求められる、上司の評価を求められるという事例です。突然の難しい問に、精一杯答えたのですが。「全敗」との採点には、苦笑するしかありませんね。

委員会審議の重複

今日25日は、午前中の参議院予算委員会に大臣が出席、午後に衆議院復興特別委員会の一般質疑が開かれ、それに続いて参議院復興特別委員会で「福島特措法の一部改正法案」が審議されました。昨日までは、午前中に参議院復興特別委員会、午後に衆議院復興特別委員会が予定されていたのですが、午前中に大臣が予算委員会に取られ(予算委員会は他の委員会に優先します)、急遽、参復興特を午後に延期し、衆復興特は大臣が出席できない時間帯は副大臣対応となりました。また、一部の審議を延期しました。滅多にないことです。
岡本政府参考人は、両方の委員会に呼ばれていたのですが、体が一つしかないので、一方は他の統括官に代わってもらいました。参復興特では、事前通告のない質問が出たりして・・。もっとも、事前に通告があっても、答えるのは難しい質問でした。どのような質問だったか、それにどのように答えたか。議事録ができたら、紹介しましょう。
福島特措法の一部改正法案は、賛成多数で委員会を通過し、明日の本会議で成立する見込みです。
昨日(24日)は、夜になってから五月雨式に質問が判明し、答弁案作成をしていたら、日付変更線を超えてしまいました。職員が「岡本統括官、さすがに今日は、ホームページを更新できないでしょう」と言ったので、家に帰ってから、意地でも加筆しようとしたのですが。今朝も早かったので、素直に風呂に入って寝ました。