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分権推進委員会

29日に、地方分権改革推進委員会委員が、国会同意されました。委員会は、4月1日に発足します。地方六団体が、声明を発表しました。詳しくは、原文を見ていただくとして、次のようなことを述べています。
議論の進め方については、
1 優先課題を見定め、審議対象事項を選択すること。改めて一から個別の事務事業や国庫補助負担金の調査審議するのではなく、地方分権改革を進めるための大きな議論に力点を置くこと。
2  第一次分権改革の際のような、「霞ヶ関が了解した実現可能な案」をつくるのではなく、委員会が考える「あるべき地方分権改革の姿」をつくり、政府に大胆に提言すること。
3 国民に開かれたオープンな議論が展開されるよう、委員会の審議は原則公開で行うこと。
4 政府が「地方分権改革推進計画」を作成するにあたっては、地方六団体の代表者と事前に協議を行うこと。
内容については、
1 国と地方の役割分担の見直しと権限の移譲
2  税源移譲を含めた地方税財源の充実強化
3 国と地方の二重行政の解消等による行政の簡素化
① 国による関与、義務付け・枠付けの廃止・縮小
② 国庫補助負担金の削減
③ 国の地方支分部局の廃止・縮小による国と地方の二重行政の解消
4  「地方行財政会議」の設置
などを求めています。

春です

東京は温かい日、いえ、暑いくらいの日が続いています。外務省の前の桜も満開です。ご近所の桜は、1か月ほど前の温かい陽気で咲いてしまい、今はすっかり葉桜です。すでに、青い小さな実がなっています。桃の花も咲きました。我が家では、プランターのチューリップも、きれいな花を咲かせました。椿は、花が終わりました。枯れ木状態になっていた夏椿は、青葉をひろげ始めました。春ですね。

2007.03.28

今日は、元総務省総務課有志による、お祝いと送別の会でした。来月結婚する職員のお祝いと、地方へ転勤する職員の送別会です。といっても、主賓の2人を含め、メンバーのほとんどは、今は違った職場に移っています。私は2年半も総務課にいたので、参加メンバーは入れ替わりが多く、「あんた、今どこにいるんや?」とか「あんた、いつ頃総務課にいた?」と聞かないと、個体識別がつきません。でも、当時はボーリング大会のメンバーであり、このHPで「よいしょ」をしたメンバーです。
旧総務庁・自治省・郵政省、さらには職種も違う人たちが、大勢参加してくれました。私は早くから会場に到着したのですが、若手はそうもいかず。「みんな来るのかい?」と言っているうちに、次々に参集。そのうちに、席が足らなくなり、隣のテーブルも占拠。
それぞれの職場で、総務課の経験を生かして、活躍しています。「ふだん国会質問のない職場ですが、当たったときには私が引き受け、仕切りました」「早く書かないと、総務課が書いてしまいますよと、上司を脅しています」とか。岡本イズムを、実行してくれているようです。ふふふ・・。ありがたいことです。良い仕事を早くして、家に帰りましょう。子どもたちが待ってますよ、原君。次回は、7月ですかね。浅岡君・黛君・大堀君。

新しい仕事46

今日、参議院本会議で、地域再生法の改正が可決成立しました。再チャレンジ寄付税制は、この法案に乗っているのです。並行して、内閣府令(省令)の準備も進めています。もっとも、この寄付税制は、制度を作るのが目的でなく、寄付を広げるのが目的です。わかりやすいパンフレットも制作中です。でき次第、お配りします。
また、先日、各県と政令市の窓口を載せましたが、徳島県がHPを作ってくださったので、リンクを張りました。ありがとうございました。他の自治体も、準備ができ次第、リンクを張ります。

会社社会から地域社会へ

24日読売新聞談論「統一地方選、何を問う」、樋口恵子さんの主張から。
「人生50年型社会」だった時代からわずか半世紀。「人生90年社会」になった。人生にも、百年の計がいる。人間が長寿になった21世紀には、人々にとって、地域の再生がどうしても欠かせない。
・・・高度成長の時代、就業人口の8割がサラリーマンとなって、職住分離が進んだ。長時間労働や遠距離通勤を強いられたサラリーマンにとって、地域は文字通り、寝に帰るだけのベッドタウンだった。この時代は、「会社の時代」でもあった。冠婚葬祭は会社が取り仕切った。・・・社会保障ならぬ「会社保障」と呼ばれたものだ。
時代は一変した。終身雇用は崩れ、会社保障はもう人々のセーフティネットではない。不況や経済のグローバル化のせいだけでなく、会社で働き終えた時を意味する「定年」と、人生の時間を意味する「終身」の間に壮大な時差が生じたからである。定年後の時間は、ざっと30年に及ぶ。
21世紀は、地域が人生の受け皿として意味を増すことは疑いない・・。
先生の主たる意図とは、少し離れて引用しています。詳しくは、原文をお読みください。