中高生の児童館

3月13日の読売新聞東京版に「中高生の児童館 存在感 調布市「キャプス」 音楽、運動、学習…自由に」が載っていました。第三の居場所は、重要です。こども家庭庁も乗り出しているようです。

・・・全国的にも珍しい中学・高校生世代に特化した児童館「調布市青少年ステーションCAPS(キャプス)」(調布市上石原)が、注目を集めている。国が、子どもが自宅や学校以外に安心して過ごせる「第3の居場所」作りに力を入れていることもあり、全国からの視察も相次ぐ。キャプスの関係者は「常に安心安全で過ごせ、社会とつながれる施設であり続けたい」と話している。

京王線西調布駅から徒歩5分、甲州街道沿いに立つビルの3、4階にキャプスはある。中に入ると、照明は薄暗く、一般的な児童館と違って大人っぽい雰囲気が漂う。そこでの過ごし方は十人十色。ギターを鳴らしながら歌う女子生徒もいれば、ダンスの練習に汗を流す4人組もいる。学習スペースで自習する生徒、スポーツエリアで卓球に熱中する男子生徒の姿も。それぞれが自由な時間を過ごせるのが、キャプス最大の特徴だ。
「家や学校でできない体験ができるのがここの魅力」と話すのは、高校2年の真船蘭童さん(17)。キャプスには中学1年の時から通い、今は趣味のラップの腕前を磨くため、ロビーで練習に励む。施設のスタッフと相談し、今年2月には即興でラップを競う「MCバトル」の大会をキャプスで開催した・・・

・・・一方、キャプスの利用者の中には、家庭や学校生活に問題を抱える子もおり、スタッフが虐待や学校・SNSでのいじめなどの相談を受けることもある。キャプスでは事態を把握すると、学校や行政など関係機関と連携し、解決方法を模索する・・・