東京奈良県人会130周年

昨日27日は、東京奈良県人会130周年記念会に行ってきました。県人会がつくられて130年になるそうです。明治26年(1893年)に山田三良さん(後に東京帝大教授、学士院長)がつくられました。山田さんは、東大法学部時代に「戦前のえらい人だ」と知っていましたが、隣町の高取町出身だとは、県人会に入って知りました。

私は20年ほど前に、先輩の命により入会しましたが、不熱心な会員でした。昨日は都合もつき、130周年とのことで参加しました。100名近くの参加で会場は満員、最後に記念撮影をしたのですが、全員で並ぶのが大変でした。

新しくできた県人会の歌、「まほろばのうた」が披露されました。会員による作詞、平井景さんによる作曲です。歌詞の中には、飛鳥も出てきます。大仏さまの柱穴をくぐるという、経験者しかわからない話も(笑い)。子どもの頃、初めてくぐるときは、怖かったです。
しかし旋律は今風の歌で、素人には難しいです。平井さんとアンサンブルによる演奏・歌唱に続き何度も合唱すると、だんだん歌えるようになりました。この歌とほかに演奏してくださった曲も、ドラムが鳴り響く乗りのよい曲で、盛り上がりました。
平井さんによると、「よくある行進曲風や誰でも歌えるような歌にはしたくなかった、カラオケで歌うとみんなに自慢できるような歌」にしたそうです。楽譜をもらっても、私のフルートで吹けるかな(笑い)。歌ってくださった松本英子さんに、「曲のここの箇所って一拍おかず、素人に難しいですよね」と言ったら、「そうですね」と同意してくださいました。

平井景さんは初めて挨拶しましたが、有名なドラム演奏者で作曲家なのですね。私の知っている範囲だと、NHK「美の壺」の音楽とか。奈良高校出身で、奈良にもこんな才能のある人がいるんだと驚きました。ほかにも、各界の著名人や東京で活躍している人たちと、挨拶をしてきました。「今日新幹線で移動したけど、ウェッジにあんたが出ていたので読んだよ」と言ってくださる方も。

奈良県を紹介する施設「奈良まほろば館」は、新橋駅の東口にあります(港区新橋1丁目8-4)。物品販売だけでなく、上質なレストランがあり、情報発信にも力を入れています。話題や観光には事欠かない故郷です。