世界で異形な日本の30年のデフレ

12月2日の日経新聞特集「物価を考える」に、わかりやすい図表が載っていました。1992年を100として、2022年までの主要国の物価の推移が折れ線グラフになっています。

多くの先進国は毎年モノやサービスの値段が平均で2%ほど上昇してきました。物価はこの30年で、アメリカ、イギリス、イタリアは2倍に、ドイツ、フランスは1.7倍程度になりました。一人独自路線で、ほぼ水平なのが日本です、1.09倍にしかなっていません。
この30年間が、いかに異常だったかがわかります。経済界と政府の責任は大きいです。国内で生活している限りでは、わからなかったのでしょうか。

物価が上がらないのは消費者としてはよいことでしょうが、その間に賃金も同じような動きをしています。日本の賃金はそれらの国に比べて、半分になりました。
今後毎年給料を2%ずつ上げても、それらの国には追いつきません。単純には、2%上乗せして4%の上昇を続ければ、30年後に追いつきます。
政府がすべきだったのは、毎年のインフレ目標を2%にするのではなく、毎年の賃金(例えば最低賃金)の上昇を2%にすることだったのでしょう。