忙しい時代に0.75倍速

日経新聞夕刊月曜日連載の「令和なコトバ」は、現代社会を切り取る興味深い記事です。12月4日は「0.75倍速 タイパ時代 あえて引き延ばし」でした。

動画配信サービスには、1.25倍速とか1.5倍速という設定があります。普通の再生速度より早く再生してくれるので、急ぎで見る場合は便利です。しかも、音声はそんなに変になりません。
とろが、0.75とか0.5といった遅い速度もあるのです。私はこの記事を読むまで気がつきませんでした。

使われる理由は、練習の教材としてだそうです。ダンスや音楽の練習にです。外国語なども早くて聞き取れないときは、使えそうです。
もう一つは、時間稼ぎだそうです。子どもに静かに動画を見ていて欲しいときに、引き延ばすのだそうです。そんな使い方もあるのですね。

読者から、早速反応がありました。「私もギターの運指をコピーするときに、0.5倍速で見るときがあります」とのことです。