企業支援と、企業連携の情報提供の場。メルマガ

10月16日に、「企業復興支援メールマガジン」を紹介しました。その際に、もう一つ老舗の方を紹介するのを、忘れていました。いけませんねえ、健忘症で。「企業連携メルマガ」です。こちらの方は、平成24年(2012年)5月から始めて、既に150回を超えています。
紛らわしいのですが、担当者によると、違いは次の通りです。企業復興支援メルマガは、支援を受ける側のための情報を中心にしています。被災地の自治体や商工会議所に向けて配信しています。他方で、企業連携メルマガは、支援したい側、例えば大企業のCSR担当者に向けて、そして全国に向けて、その人たちに有用な情報を発信しています。

総理、福島視察

今日10月19日、総理は、福島県の原発被災地を訪問されました。大熊町大川原地区では、復興拠点を建設中です。大熊町は、放射線量の影響で、全町が一度に帰還することは困難です。そこで、渡辺利綱町長の下、早期に帰ることができる地域から復興を目指しています。その先駆けが、大河原地区です。復興庁でも、そのための必要な手段をそろえるために、法律改正をしました。予算も準備しています。
総理は、その後、楢葉町を視察されました。楢葉町は、9月に避難指示が解除され、松本幸英町長の下、町民が帰還できる環境整備に取り組んでいます。困難ではありますが、着実に復興は進んでいます。

漁業の復旧

福島県楢葉町の木戸川で、鮭漁が再開されました(NHKニュース)。楢葉町は原発事故で全町が避難していましたが、9月に避難指示が解除されました。木戸川は大震災が起きるまでは、鮭がたくさん上ってくることで有名でした。事故後のシーズンに視察した際も、橋の上からたくさんの鮭を見ることができました。今年もたくましく、戻ってきてくれたのです。この鮭たちは外洋で大きくなっているので、放射線の影響は考えられません。安心して食べてください。
また、宮城県石巻市では、新しい魚市場が完成し稼働を始めました(NHKニュース)。魚市場は海に面しているので、津波被害で壊滅しました。今回、延長876メートルととても大きな施設で、復興しました。国際的な食品衛生管理方式「HACCP(ハサップ)」にも対応しています。簡単にいうと、衛生管理のために自由に出入りできないのです。魚市場といえば、コンクリートの床と屋根だけの開けっぴろげな空間がおなじみでしょう。フォークリフトも自由に出入りできますが、カモメも猫も自由に通行できました。しかし、ハサップ対応だと、密閉式なので、それはできません。その代わりに、見学者コースがあって、ガラス越しに中を見ることができます。まだ、水揚げと売り上げが発災前の水準に回復していません。それが次の課題です。

LED、英語の略語

今日のお昼は、結婚式に呼ばれ、最初に挨拶。新婦と新郎を誉めて、ご両人とご両親に喜んでもらいました。その後は、新郎の職場の上司と異業種交流会。イギリスのウエールズに拠点を置いた苦労や、LED照明を洗面台に組み込む技術などを教えてもらいました。「復興庁の事務次官って、そんなことにまで、興味を持つのですか?」と言われましたが。
そこで申し上げたのですが、「LEDっていう言葉は、日本語に置き換えることはできませんか」。白熱電球、蛍光灯なら、字を見たら、おじいさんでも、何となくわかります。でも、LEDでは、何のことやらさっぱりわかりません。研究者や業界の方なら、それで良いのでしょうが。そこで私は、「私がふだん目にする、次のような単語は、わかりますか」といって、LCC、LD、LDCを挙げました。LEDとともに、ふだんあなたも目にする言葉ですよ。
正解は、次の通り。
LED 発光ダイオード(light emitting diode)
LCC 格安航空会社(Low cost carrier)
LD 学習障害(Learning disability)
LDC 後発開発途上国(Least developed country

支援情報などの周知

復興庁では、産業となりわいの再生のために、関係省庁や関係者の協力の下に、これまでにない取り組みをしています。それらを紹介する「企業復興支援メールマガジン」があります。10月14日に、第12号を発刊しました。いろんな情報が載っています。参考にしてください。
また、「新しい東北」では、参加企業などの活動を、ホームページで見ることができるようにしています。「イベント情報」。このページは、日ごとに、どんな催し物が開催されるかの目次です。それぞれの項目をクリックしてもらうと、詳しい資料に行き着きます。これは、役に立ちます。ご利用ください。まあこんなにたくさんの催し物があるのかと、驚きます。
イベントや新しい企画をお考えの方も、情報をお寄せください。いかがわしいものでなければ、復興庁が宣伝しますよ。