今日は、復興大臣のお供をして、福島県双葉町に行ってきました。双葉町は放射能汚染が強く、また警戒区域の見直しが行われていません。入るには、検問所を越え、簡易な防護服(タイベックス・スーツ)、帽子、手袋、靴カバー、マスクをします。町から出る際にも、体についた放射線を測ります(正確には、北の浪江町、南の大熊町・富岡町が検問所です)。
土曜日ですが、町長の案内で、町内を見て回りました。住民が避難したままなので、津波と地震が起きた昨年3月11日の状態が、残っています。遺体捜索のためのがれき片付けはされています。
今日は、第6回目の一時立ち入りの日で、何人かの住民の方が自宅に戻って整理をしておられました。屋根瓦が落ちた家や窓ガラスが割れた家では、雨水が入って、建物が傷んでいます。また、雨水が入らない家でも、ネズミが入って臭いがきついです。
その後、いわき市の仮設住宅で、避難しておられる住民と意見交換をしました。「いつ帰ることができるか、わからない」「先の見通しが立たない」という、切実な声が多かったです。