被災現地での意見交換会

17日は宮城県名取市と気仙沼市で、市町村との意見交換会。その日は水沢駅前に泊まって、翌18日は岩手県大船渡市と宮古市で意見交換会でした。復旧復興に向けて、何が問題か、政府への要望は何かを聞いてきました。発災から100日が経ち、応急から復旧へと段階が進みつつあります。各地では仮設住宅建設にもめどが立ち、避難所暮らしも解消に向かいつつあります。
しかし、復旧に向けて、たくさんの問題があります。今後どの程度の津波を想定するのか。それをどこまで防波堤で受け、どの部分は逃げることにするのか。地盤沈下した地区はどうするのか。どこに住居を造り、どこに住居を造ることをあきらめるのか。住民の意見はどのように集約するか・・。
また、これら市町村長の悩みとは別に、東京ではわからない現地の課題を、たくさんもらってきました。

被災地ではホテルが被害を受け、近くのホテルも復旧作業の業者が泊まっているので、予約が取れません。どうしても、新幹線の駅まで戻ることになります。岩手県は広いので、そこから三陸の海岸の町まで、バスで2時間から2時間半かかります。行き帰りに、5時間近くバスに揺られます。帰りの新幹線は、盛岡19時46分発、東京駅着が23時8分でした。3時間半近く乗っていたことになります。じっとしているのも、疲れますね。

先日、「中年のおじさんは疲れるわ」と言ったら、後輩から、「56歳は中年でなく、初老じゃないですか」と指摘されました。その通りですね。でも、真実を指摘して、喜ばれる時とそうでない時があるよ。Fくん。

17日は金曜日なので、事務局の取組をまとめた「各府省連絡会議提出用資料」を更新してもらいました。被災者支援チームのホームページに載っている各種資料を、取りまとめたものです。これをごらん頂くと、だいたいのことがわかるようになっています。