米国まめ日記4

道路ボコボコ
President’s Day(2月17日。米国では祝日)の前後、ワシントンは史上何番目かの大雪に見舞われました。雪は3日ほど降り続き、私の住んでいるメリーランドでは、25インチ(63.5センチ)ほどの積雪を記録いたしました。
雪に埋もれた稲熊家のビートル
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美人の奥さんを埋もれさすなよ!
今年のワシントンは例年より雪の日が多く、州や郡でも軒並み”雪かき予算”が底をついてしまっていた中、放っておくわけにもいかなかったのでしょう、不十分なりにも除雪車が夜通し働き、18日の朝にはそれなりに除雪が行われておりました。
しかし、大雪よりも私を驚かせたのは、除雪が終わった後の道路のボコボコさでした。除雪車の影響か、まさに穴ぼこだらけ状態。かなり危ない状態でしたし、実際、そのような道路が原因でパンクしている車も何台か見かけました。
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米国に来て以来、その道路のできの悪さには辟易しております。自動車社会の米国、その道路もさぞかしすばらしいものに違いないといった幻想は、来てすぐに打ち砕かれました。わき道はいうに及ばず、高速道路や幹線道路とて例外ではありません。全体的にでこぼこしていますし、大きな亀裂が入っていたり、穴が開いているといったことも決して珍しいことではなく、「あぶねーよ、おいっ」などと思ったことも一度や二度ではありません。そのような亀裂や穴の近くに裂けたタイヤが転がっていたりすることも多く、シャレになりません。車(特にサスペンション辺り)もすぐに傷みそうです。
拡大図
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そういえば、道路の水はけもかなり悪いです。ちょっと激しい雨が降るとすぐに道路が川又は池のようになります。雨&夜と悪条件が重なるとかなり危ないです。この辺にも米国におけるSUV人気の原因を見つけることができるかもしれません(本当か?)。
さらに、高速道路への入り口に合流のための車線がまったくないところがあったりと道路に対する不満はとめどなく溢れてきます。
日本の道路が懐かしい・・・。日本の道路建設の費用が諸外国に比べて割高などという議論があったように記憶していますが、単純に費用だけを比べて議論してはいけません(きっぱり)。品質も大切です。ただ、日本の道路建設の費用は単位当たり米国の9倍(「東洋経済」1993年10月号)とは、ちと高すぎるような気が・・・。