カテゴリーアーカイブ:社会と政治

人口ピラミッド

2007年11月15日   岡本全勝
人口ピラミッドという言葉と図が、よく使われます。でも、最近の図は、ピラミッド=三角形とは、似ても似つかない形になっています。若い人は、疑問に思うと思います。近年は提灯型とも言われますが、上が広く下がすぼんだ提灯です。それ以前に、若い人は提灯を見たことがないでしょう。
かつては、ピラミッド型だったんです。私は、学校でそう習いました。探しても良い図がないので、作ってもらいました。北村卓也君、ありがとう。
これを見ると、1950年だと、ちゃんと三角形になっています。その後、裾が狭まり、提灯になりました。そして、上が大きく、下が小さい形になります。アメーバが、下から上へ動いているようです。
図1
日本の人口ピラミッド1950年~2050年
図2
日本の人口ピラミッド1950年~2050年(5歳刻み)

日本のソフトパワー

2007年11月12日   岡本全勝

日経新聞夕刊は、10日から「JAPASIA・アジアの中の日本」を連載しています。日本文化がクール(格好良い)と、アジアに広がりつつあります。伝統的な富士山・芸者や寿司ではありません。日本語の名前のお菓子やバイク、そして有名なのがマンガです。日本のよいイメージが広がるのは、良いことですね。戦後日本が、敵国アメリカを好きになったのは、政治や軍事からではありません。アメリカの文化、それも芸術文化でなく生活文化にあこがれたからでしょう。

貧困と社会的排除

2007年11月7日   岡本全勝
7日の読売新聞「社会保障・安心」は、「貧困拡大、見えぬ実態」を取り上げていました。日本では貧困状態にある層を把握する手段がないこと、生活保護制度の限界、生活保護と職業紹介の縦割りの問題などが指摘されています。
さらに、「社会的排除」=企業、学校、家族などとのつながりが薄く、社会から孤立しがちな状態の課題も、指摘されています。私は、この課題を中間集団の機能として、「新地方自治入門」第8章で論じました。

男女の賃金格差

2007年10月28日   岡本全勝
26日の朝日新聞「あしたを考える」は、「男と女、賃金格差大国日本」を大きく解説していました。同一労働同一賃金原則が、徹底していないようです。「総合職と一般職に分かれていて、一般職の多い女性は平均賃金が低い」というのが、会社側の説明です。女性からすると、「仕事も大して変わらず、残業までしているのに、賃金格差がひどすぎる」という主張です。
パートが正職員と同じような仕事をしていながら、賃金が低いことも、問題です。男性のパート職員が増えたことが、問題を顕在化させました。男性正職員の賃金を100とした、女性正職員、男性パート、女性パートの賃金格差がわかりやすい図で示されています。

危機管理

2007年10月12日   岡本全勝
今日12日早朝、東京は非接触型定期券・パスモとスイカが使えない自動改札が生じて、混乱しました。その際に、自動改札をやめて、改札なしで通した駅がありました。そうしないと、たぶん大混乱が生じたでしょう。私は、この判断は正しかったと思います。しかし、この判断は、かなり難しいものです。
こうすると、切符を持っていない人が、通る恐れがあります。ただ乗りを防ぐことができません。いちいち確認をしようとしても、駅員が少なく、とても確認はできません。定期券でない人には「切符を買ってください」と呼びかけた駅もあったそうです。趣旨はわかりますが、これは「まじめな人が馬鹿を見る」ことになりかねません。
また、いったん自動改札を通った人がいると(故障していない駅もありました)、その人は、出るときも自動改札を通る必要があります。パスモのカードは入場を記録するので、自動改札を通らず出た人は、その記録を訂正しないと次に入場できないのです。今日の夕方、帰宅する人たちをどうさばいたか、これも検証して欲しいです。
パスモとスイカを使える駅は、すごい数です。一駅だけが臨機応変の判断をしても、全体では大変な混乱を招きます。今回、どのような判断で、このような処置をしたのか。マニュアルはあったのか。検証して欲しいです。