カテゴリーアーカイブ:報道機関

内包と外延、企業評価

2026年1月17日   岡本全勝

内包と外延」の延長です。
新聞記事を読んでいて、「分析が足りないなあ」と思う記事があります。例えば、ある企業の業績分析です。その企業の過去と現在、そして取り組んでいる未来への予想が詳しく書かれています。これは、時系列の比較ができて、わかりやすいです。現在の売上高や利益率を示されても、それが良いのか悪いのかわかりませんから。

ところが、同業他社との比較がない場合があります。これがないと、よく頑張っているのか、頑張っているけどダメなのかがわかりません。私の言う「内包と外延」の一つの適用事例です。

もちろん、会社の発表通りを伝えるのではなく、記者による分析が重要です。

『2050年のメディア』

2026年1月11日   岡本全勝

下山進著『2050年のメディア』(2023年、文春文庫)を読みました。宣伝には「読売、日経、ヤフー、波乱のメディア三国志!」とあります。
大きく、次のようなことが書かれています。
・インターネットと新聞の戦い。ヤフーに押されて、新聞の発行部数が激減します。
・迎え撃つ新聞社の戦い方は、社によって異なります。無料だったインターネットでの記事を、有料にします。

報道でもこれらのことは書かれていますが、本書ではこれまでのいきさつが、よく整理されています。お勧めです。また、10年後に、その後を書いてほしいです。
新聞を読む人が減っています。これから、新聞がどのように生き残るのか。社会に必要な「公器」ですが、営業とどのように両立させるのか。気になります。インターネットで見ることでニュースを見たと思っている人、それで十分だと考える人が多いということです。

また、この本筋とは別に、読売新聞社内の内情が語られます。巨人軍監督の反社会勢力との付き合い、「清武の乱」とか。
なかなか、内容の濃いものです。

日経新聞、紙と電子媒体と見出しの違い

2025年9月3日   岡本全勝

私は、新聞は紙で読んでいます。そのうち気になった記事は、半封筒に入れてあります。「新聞の役割」「新聞の取扱説明書
ホームページに原文を引用するする際には、各紙のウエッブサイトで記事を検索します。ところが日経新聞は、紙の見出しで検索しても、記事が出てこないことがあります。

関係者に聞くと、紙の紙面作成(編集者)とウエブサイト作成(編集者)が別なのだそうです。紙とウエッブで、見出しの作り方に違いが出るのですね。
私は記事を紹介する際に、表題をつけます。これは、新聞の見出しを私の関心で変えるとともに、さらに短くしています。
それぞれに、知恵の出し合い、勝負です。

各紙とも、紙の記事をウエッブに載せるとともに、紙には載せきれなかった内容を別にウエッブに載せている場合があります。これも、紙面の限界を気にしなくて良いウエッブの特徴です。

朝日新聞土曜夕刊廃止

2025年8月3日   岡本全勝

8月2日の夕刊から、朝日新聞の土曜日夕刊が廃止されました。
時代の流れでしょうね。地方紙では、夕刊そのものがなくなっています。
現在の新聞は、速報性(ニュース)では、インターネットにかないません。それより、より詳しい内容や解説に意義があります。すると、朝夕二回配達する必要はないでしょう。各紙とも、夕刊は文化などに重点が移っています。

いずれ、夕刊自体がなくなるのでしょう。
従業員のことを考えると、朝刊を廃止して夕刊だけにする方が良いのでしょうが。読者は、やはり朝一番に新聞を読みたいでしょう。

学生はなぜ新聞を読まないか

2025年7月19日   岡本全勝

大学に出講した際に、学生たちに新聞を読んでいるかと聞き、読み方と意義を教えています。ところが、最近の学生は新聞だけでなく、インターネットのニュースも読んでいないようです(私の限られた見聞ですが)。

それを話題にしたら、ある記者から、有力な説明を教えてもらいました。
「学生がなぜニュースを見ないか。それは、友達との会話に必要ないからだからです」
なるほど、納得です。

でも、選挙など、政治の動きや政党の主張などは、どのようにして得ているのでしょうか。無関心なのでしょうか。
スマートフォンが普及して、多くの人が簡単に情報を得ることができるようになりましたが、その情報は偏っています。関心のあることしか見ない、また機械が関心あるものを選んでくれるので、さらに狭くなります。

私は、子どもの頃は、社会勉強と思って新聞を読みました。官僚になってからは、社会の情報を得る手段として、読みました。これは、業務の一環でもありました。官僚は卒業しましたが、社会の変化を知りたいと思って、読んでいます。
学生たちは、「社会を知る」という意義を知らないのでしょうね。講義の際にそれを説明すると、納得する学生が多いです。
どのようにして、若い人たちに、新聞を読む意義を教えれば良いのでしょうか。新聞社の皆さん、販売促進も兼ねて、考えてください。