カテゴリー別アーカイブ: 知的生産の技術

生き様-知的生産の技術

新しい携帯パソコン・初期設定

携帯パソコンを、買い換えました。前のは、2002年にヨーロッパに行く際に、買ったものでした。東芝の「リブレット」。小型ながら、便利なものでした。当時、「海外でも使える」を書いてあったのも、選んだ理由でした。その後、国内出張の時なども、重宝しました。最近は、出張も少なく、使う機会は減っていましたが。また、USBメモリーを持ち歩けば、大概のところでは、向こうのパソコンを使わせてもらって、仕事も済むので。
そろそろ買い換えようと、物色していたのですが、東芝はかなり前にリブレットを生産中止しています。他のメーカーの機種は、性能は上がっているのですが、わたしに不要な機能が、たくさん付いているのです。携帯電話のカメラと同じです。そんなことを言っていても仕方がないので、決断しました。あわせて、無線通信にも入りました。
初期設定に結構手間取り、目が痛くなりました。デスクトップからよけいなアイコンを削除したり、ウイルス防止ソフトを更新したり。
インターネット(エクスプローラー)もメール(アウトルック)も、本文の文字を大きくすることは成功したのですが、基本動作の部分(お気に入りの部分や受信トレイの部分)は大きくならず。

と書いたら、早速、玉岡先生からご指導いただきました。その通りにしたら、成功しました。いつもいつも、ありがとうございます。

封筒の封緘と宛名書き

気になるのですが、送っていただいた封筒が、セロテープで封をしてあることがあります。たぶん、糊だけだと、はがれないか心配なのでしょう。でも、糊付けで、十分くっついています。
中には、セロテープの両端が、ご丁寧に封筒の表まで折り返してあるのもあります。さらに大判の封筒だと、ガムテープで封をしてあることがあります。段ボール箱じゃあるまいし、品がないですよね。「げげげ・・」といいながら、はがします。当然、封筒も汚く破れます。それだけで、差出人の品位と趣味を疑ってしまいます。といいつつ、私もかつてはテープを使ったこともあります。反省。
私は、糊付けした後、美術館で買った一字印「緘」を押しています。しゃれたデザインで、ちょっとした遊び心です。×や〆を書くよりきれいです。イギリスで、蝋の封印セット(ろうそくと頭文字Zの真鍮印)を買ってきたのですが、これを使うほどかっこいい手紙を書いたことがないので、使ったことがありません。
封筒を開けるときは、ペーパーナイフか、レターオープナー(というのですかね。封筒に沿って動かすと開封できる小さな文房具)を使っています。ダメなときは、もちろんはさみです。文房具って、機能さえ目的を達せればいい、といえばそれまでですが。皆さんそれなりに、お気に入りの文房具を持っておられるのではないでしょうか。それが、オシャレですよね。ネクタイの柄と同じで。身だしなみの延長と言っていいのでしょう。

ついでに言えば、部下に「これ出しておいてね」というのも、確認しないと恥ずかしいことになる場合がありますよ。封の仕方だけでなく、表書きです。下手な字は仕方ないとしても、住所・肩書き・相手の氏名が、とんでもないバランスで書かれたものも、たくさんいただきます。私は、定例の郵便物以外は、秘書に、封を開けた後、取り出した書類とともに封筒も一緒に渡してもらっています。その宛名書きと差出人の欄を見て、「これ、あの人が自分で書いたんじゃないな」と、推測しています。
きれいな字をさらさら書く人を見ると、うらやましいです。私は、公務員になってから、「パイロットペン習字通信講座」で訓練しました。もっとも、熱心な学生ではありませんでしたが。県庁の課長になったときに、議場や会議室で知事にメモを入れる場合があります。パソコンを使っている場合ではないのです。あまりに下手な字は、知事に申し訳ないと思い、訓練しました。字体だけでなく、封筒の書き方なども教えてもらえます。ところで、公務員試験の科目に、封書の宛名書きを入れてもらえませんかね。

封筒を使った書類の整理

連休を利用して、書斎の書類整理を試みています。平日にゆっくりと読めない切り抜きや、いつか役に立つだろうという資料などが、書斎の机の上で山になるのです。まずは捨てることですが、残った書類や使用中の書類をどうするかです。これらも、それぞれの山になっていきます。
(まずは封筒に入れる)
原稿の資料や講演会の資料は、それぞれに封筒に入れて整理してあります。封筒の表に年月日と題名や講演会の場所を書いてあるので、これは一目瞭然です。職場に来たA4が入る封筒を再利用するのが便利です。結果として色が違っているので、整理に便利です。
よく使うものは、封筒の上の部分を切って、書類の一部が見え、すぐに取り出せるようにしてあります。
(封筒を箱に入れる)
次に、この封筒を並べます。かつては、職場の引き出しや棚に整理していたのですが、今は家の棚に並んでいます。封筒は立てると倒れるので、平積みになっていました。この山は大学院講義資料、次の山は原稿類、その次の山は慶応大学講義用というようにです。
今回、整理用の箱(ふたのない容れ物)を買ってきて、そこに整理することにしました。ファイル・ボックスと呼ばれているようです。それぞれをこの箱に入れ、本棚に並べました。これで、かなりすっきりしました。すぐに取り出せますし。このような整理方法は、皆さんしておられることでしょうが。
(整理では片付かないもの)
問題は、「未処理」の箱に入ったもの、なお机に積まれている未処理の書類です。これは、整理の問題でなく、早く読まなければなりません。

データの保存

私は、仕事の資料や原稿などの電子データをUSBメモリーに保存し、持ち歩いています。数年前までは、フロッピィディスクでしたよね。これも重宝したのですが、携帯パソコンでは使えず、旅行の時は不便でした。必要な原稿などは、デスクトップに保存して、出かけたものです。その点USBメモリーはさらに小さく容量も大きくなって、直接パソコン(USB端子)に差し込むだけなので、便利です。2,000円も出せば買えますし。小さいので、なくさないように、ひも(ストラップ)をつけているくらいです。
私の場合は、原稿のデータ量は多くないので、64MBもあれば、何十もの原稿を保存できます。記者さんに聞くと、写真などはデータが大きいので、これではだめなんだそうです。しかし、これにも、時々障害が生じます。何の拍子か、書き込みができなくなるのです。まだまだ容量はあるのに。読むことはできるので、そこからデータを取り出し、別のに移したりしています。おかげで、今使っているのは、3本目です。もちろん、多くのデータを一つのメモリーに保存するのは、危機管理上問題なので、分散することは良いことなのですが。結果として、1年半で1本になっています。
でも、まだまだ空き領域があるのに書き込めない、さらには書き込んだデータを修正できないので、なぜだろうと悩んでいました。何か間違った操作をしたのかなと。探したら、製造元のHPに、原因と解決策が書かれていました。私と同じ悩みの人がいるんですね。試しにやってみたら、新しいフォルダで書き込みができました。さらに、不要なもの(バックアップデータなど)を削除したら、直って、書き込みができるようになりました。前にやったときはだめだったのですが。うーん、それだったら、新しい4本目を、買わなくても良かったのに。

筆記具

先日、紙について書いたので、今日は筆記具について。先日書いたように、私は、原稿や仕事の資料を書くときに、紙に骨子を書くことから始めます。その際は、ぺんてる社の「プラマン」というサインペンを使っています。ある程度の硬さがあってしかも柔らかく、字の下手な私の手になじむのです。デザインも良いので、人前でもなかなかおしゃれです。このペンがないときは、柔らかめの鉛筆で代用します。10年ほど前までは、柔らかいペン先の万年筆でした。
アイデアが浮かぶときは、指先が頭に追いつかないので、なぐり書きでになります。また時に、独自の略字や符号で書いてしまいます。すると、さらに字が汚くなります。職員に渡す指示書の場合は、読んで説明しないと、理解してもらえません。
上司に改まって報告をするときなどは、万年筆を使っています。これは、ある上司から、記念にいただいたものです。もう10年以上、大切に使っています。これまでいくつも万年筆を使いましたが、これにたどり着きました。もう1本、別に使っているのや、かつてよく使っていたのもありますが。手紙や年賀状なども、これを使っています。もっともこれは、きっちりとした字を書くためのもので、なぐり書きには向いていません。また、重厚なので、持ち運び用でもないのです。
外出の際には、ボールペンを持ち歩いています。100円の使い捨てのです。赤と黒を1本ずつ。もっと高いボールペンも持っているのですが、使いやすいのは、これなのです。ボールペンは、しょっちゅう、私の許可なく、どこかに「散歩」に行ってしまいます。たぶん、行った先に忘れてきているのだと思いますが。軽くてデザインのいいボールペンって、なかなかないですね。秘書官の時から、ノック式でないとだめなのです。たいがい左手がふさがっているので、右手一つで取り出して、書かなければなりません。ところが、ノック式の見栄えの良いボールペンは、ペン先がぐらついたりして使いにくいのです。旅行の時は、赤と黒が1本に入ったノック式ボールペンを、胸の内ポケットに挿していきます。これは街頭で景品にもらったもの。インクがなくなると、軸を買い換えて使っています。