「災害復興」カテゴリーアーカイブ

行政-災害復興

福島で大きな地震、11月22日早朝

今朝、5時59分に地震が起きた時は、福島のホテルのベッドの上でした。そろそろ起床しようかと思っていたら、大きな、しかも長く続く揺れです。「これは大きいぞ」と思いつつ、「これなら、このホテルで大丈夫だな」とも推測しました。机の上のテレビも倒れることなく、停電もありません。3.11とは違うことがわかりました。テレビをつけるとともに、カーテンを開けて市内を見ました。道路の交通も信号機も通常通りです。テレビでは、アナウンサーが避難を呼びかけ続けていました。震度は5弱でした。
ホテルの私の部屋は10階、エレベーターは停止していました。しばらくして復旧したので、階段を上り下りしなくてすみました。緊急に事務所に出勤した職員から、随時の報告もあり。その後の情報は、皆さんがテレビでご覧なったとおりです。大きな被害がなくて、良かったです。
今日は久しぶりに、原発被災地の視察を予定していました。しかし、津波などの被害が起きたり、対応に追われている現場に迷惑をかけては、いけません。テレビの情報を見つつ、現地と連絡を取って「大丈夫です」との確認をとってから、予定より遅れて出発しました。今日は、市町村役場とは関係ないか所を予定していたので、迷惑はかけないので。念のため、海岸沿いは外しました。

公共インフラの復旧状況(平成28年9月末)

復興庁では、四半期に一度、公共インフラの復旧状況を取りまとめています。9月末の数字が公表されました。交通、まちづくり、農林水産関係とも、着実に進んでいます。特に住まいについては、災害公営住宅が7割に、宅地(高台移転など)が5割に達しました。関係者の皆さんのご努力に感謝します。
また、市町村ごとの住まいの復興状況も、見ることができます。いつも思いますが、インターネットは便利ですね。

 

「新しい東北」復興・創生顕彰

復興庁では、原状復帰にとどまらず、震災前から被災地が抱えてきた課題(人口減少、高齢化、産業の空洞化等)を克服し、我が国や世界のモデルとなる「新しい東北」を創造するために、民間の人材・ノウハウを活用し、それらの取り組みを支援しています。この試みも、4年を迎えました。この取組について、大きな貢献をされている個人及び団体を顕彰することににしました。それぞれのページをご覧ください。職員から、「宣伝せよ」との指示が来ました。
復興・創生顕彰(過去1年間が対象)」
特別顕彰(=集中復興期間が対象)」

 

映画「君の名は。」復興庁登場

映画「君の名は。」がヒットしているそうです。キョーコさんが、友人から「映画に復興庁が出ているわよ」と指摘を受けて、見に行ってきました。劇中で、隕石が落ちたところに、「復興庁」と書かれた立ち入り禁止テープが張られているとのこと。
ありがとうございます。復興庁を宣伝していただいて。観客が読めるほど、大きな文字なのですね。立ち入り禁止にするのは、通常なら警察か消防の仕事ですが。復興庁が世間に認知されている証拠なので、良しとしましょう。
私は映画は見ないので、というか、他にするべきことが多くて。映画ファンの方は、映画館で確認してください。

復興公営住宅でのコミュニティづくり支援、トヨタ財団

トヨタ財団が、大震災からの復興に関して、助成金の受付をしています。テーマは、「復興公営住宅における良好なコミュニティづくり―話し合い、知恵出し、そして共に汗をかくことによる共用スペースの上手な利用によって」です。共用スペースを上手に使うことについて、自治会役員とNPOを始めとする外部支援団体の協働で成功したモデル事例づくりとその発信を求めます。またそれによって、そのモデル事例の周辺地域の復興公営住宅のコミュニティづくりが加速されるようなプロジェクトへの助成を行います。詳しくは、「募集要項」をご覧ください。
読んでいただくとわかりますが、この募集要項の内容が、コミュニティ再建の秘訣を整理しています。担当の本多さんが、現地を歩いて、関係者と意見交換して作られた力作です。行政では所管省庁もなく、現地での自治会やNPOと市町村役場の試行錯誤で進めています。それを、トヨタ財団が支援してくださっているのです。ありがとうございます。