カテゴリー別アーカイブ: 市町村アカデミー

仕事始め

今日は1月4日。多くの人が、仕事始めだったのではないでしょうか。知人の中には、出社して社内の挨拶はしましたが、新型コロナ対策で外回りは自粛しています、という人もいました。

市町村アカデミーも、今日から業務開始です。といっても、特段の儀式はありません。それぞれに挨拶をして、早速会議などをしています。
職員に「ゆっくりできましたか?」と聞くと、皆さんそのように過ごしたようです。新型コロナウイルスが怖いですからね。千葉に住んでいる職員の中には、成田山にお詣りした人も。結構並んだそうです。

学校の建物は暖房が入っているのですが、コートを着て膝掛けをしながら仕事をしている職員もいました。聞くと、年末から1週間暖房を入れていなかったので、鉄筋コンクリート造りの建物が冷え切っていて、暖房を入れてもしばらく効き目が少ないのだそうです。

私も学長室で、貯まった書類を決裁したり、目を通したり。夜の会合も始まりました。

市町村アカデミー、新しい研修

市町村アカデミーでは、1年間に90ほどの研修を行っています。内容は大きく分けて、市町村行政の基本的知識と技能(法制執務、地方税など)、地域と時代の新しい課題、市町村長・幹部・議員向けなどがあります。
このうち「新しい課題」は、自治体からの要望や学内での検討によって、毎年入れ替えています。

今年は新しく「感染症の危機管理対策」のほか、今月も「事業推進のためのデータ活用」を実施しています。
これらの課題は、まだ進行中のものなので、定番の教科書や研修課程はありません。どのような内容にして誰を講師に呼ぶのか。それぞれ手探り状態です。もっとも、市町村現場からすると、その状態を知りたいでしょう。政府の方向はどうなっているか、最先端の情報は何か、他の市町村はどのように取り組んでいるか、他の市町村も何に悩んでいるかなどです。
事態の推移、研修生たちの要望、今回の研修結果の評価、担当省庁の考えなどを踏まえて、改善していきます。デジタル化は、今後も力を入れる必要があります。

来年度も、いくつも新しい研修に取り組みます。「研修一覧
私の経験を踏まえて、「政策の最先端」(地域社会課題群とその取り組みの最新情報)「管理職の必須知識講座」(近年、管理職に必要となった知識の一覧)を教授陣に提案し、新設してもらいました。詳しい内容は検討中です。乞うご期待。

再会

市町村アカデミーでは、市町村議会議員を対象とした研修もしています。内容は、自治体が直面している重要課題のいくつかについて、第一人者の方々に講義してもらいます。

先日、本年第2回の研修がありました。研修終了後、ある議員の方が、学長室を訪ねてきてくださいました。私が若いときに県庁に勤務した際に、仕事の相手方だった人です。現在は、市会議員になっておられます。
40年以上前のことですが、当時の同僚先輩たちの話になり、昔を思い出しました。ありがたいことです。

市町村アカデミー学長の仕事

学長に就任したばかりなので、関係者への挨拶回りをしつつ、事務説明を受けています。今日は、入校式で挨拶をしました。
今日から、3つの研修が始まりました(リンクがうまく飛ばないときは、「研修一覧」の上にある「月別」の10月を開いてください)。「管理職を目指すステップアップ講座」「公共交通とまちづくり」「環境保全の推進」です。先週は、「感染症の危機管理対策」という研修もありました。

この夏は新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、いくつかの研修が中止になりました。オンラインでできるものは、それに振り替えているのですが。市町村アカデミーは、集合研修を基本としています。全国から集まったほかの市町村職員と議論をすること、ネットワークを作って持って帰ってもらうことが、大きな柱なのです。

もちろん、入校に当たっては対策をしてもらい、学校側も十分な対策を取っています。初めて会った人たちが親しくなるには、お酒も重要なのですが、禁止です。
宿泊室は個室で、風呂トイレもついているので、その点も大丈夫です(10年ほど前に改修しました)。室内の様子を360度画像で見ることができます。

ところで、「管理職を目指すステップアップ講座」には、たくさんの女性職員が参加していました。かつては、管理職と言えば男性がほとんどでしたから、男女共同参画が進みつつあることを実感しました。

市町村アカデミー学長に就任しました

今日10月14日付けで、市町村職員中央研修所(略称、市町村アカデミー)の学長に就任しました。

市町村職員中央研修所は、全国市長会、全国市議会議長会、全国町村会及び全国町村議会議長会の4団体が設立した市町村職員の研修所です。千葉市幕張にあります。姉妹校として、全国市町村国際文化研修所が滋賀県大津市にあります。
自治大学校が自治体の総合研修(階層別研修)を行い、市町村職員中央研修所と全国市町村国際文化研修所が、市町村職員の専門分野の研修を担っています。

私の職歴として、消防大学校校長、自治大学校校長に続く職員研修の職場です。皆さんの期待に応えるように、職員と一緒に努力します。