古くなりましたが、15日の読売新聞「進化論とあなた・菌を競合、いもち対策」に、次のような話が載っていました。
いもち病に強いコシヒカリを植える際に、3割ほどいもち病に弱い品種も混ぜて植えるのだそうです。新品種を開発しても、病原菌も進化して、すぐに追いつかれる。そういう、人間と病原菌の軍拡競争です。ところが、新品種開発にお金がかかるように、病原菌の方も新品種を攻撃できるような進化をするためには「費用」がかかります。進化するためには、ほかの機能を犠牲にしなければなりません。すると、菌は菌で、競合相手と競争しているのです。古い品種を植えておくと、それに強いいもち病菌が跋扈して、ほかのいもち病菌の発展を抑えるのでしょうね。
なるほど。
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サイバー攻撃
先日、知人(Yさんとしておきましょう)のパソコンが攻撃を受け、感染してしまいました。Yさんの知人を騙ったメールを送りつけ、そこに添付ファイルがついていたのです。Yさんがそれを開け、感染したようです。そのメールは、実物を少し変えてあるだけで、しっかりした人からのメールを装っているので、私でも開いてしまいそうでした。
そして、Yさんのパソコンにある関係者のアドレスを盗み、その人たちに菌をばらまいたのです。私もその被害者です。うっかり開けそうになりましたが、踏みとどまりました。
役所では時々「感染訓練」があって、引っかかって、送られた偽メールを開けると、システム管理者から「アウト」をもらうのです。そこで、今回もその訓練だろうと思っていたのですが、来るわ来るわ。毎日10数通です。自宅ではノートンアンチウイルスも、役所では役所の検疫も通過してきます。チベットや韓国を騙るメールは、まずは私には関係ないので、即座にゴミ箱へ。さらに、ゴミ箱からも削除。しかし中には、開けてしまいそうなのもあります。ようやく、収まりつつあります。と書いていたら、また来ました。
皆さんも、気をつけてくださいね。
経団連の道州制案
3月18日に、日本経団連が、「道州制の導入に向けた第2次提言」 中間とりまとめを発表しました。そこには、次のような内容と、道州制の導入に向けたロードマップが示されています。
・・国の役割について「選択と集中」を図り中央省庁を解体・再編する
道州制のもとで国が専管事項として果たすべき役割は、対外的分野、市場の機能円滑化・発揮のためのルール整備、最低限のセーフティネットの整備などに「選択と集中」を図り、国益を重視した政策の展開を機動的に行えるようにする。これに伴い、現在12 府省ある中央省庁を半数程度に解体・再編する。内政の多くの施策は、立案・実施とも道州および基礎自治体が主体となって担うことになる。そうした内政分野における国全体の基本戦略・計画や統一的な政策の方針・基準策定は、必要最低限のものとし、内閣府にそのとりまとめの機能を集約する。
・・日本経団連の試算では、道州制の導入を前提とすれば、、国の地方支分部局に勤務する職員(国家公務員)約21 万6千人のうち、6万8千人弱の職員について、都道府県や市町村に転籍し、同様の事務事業に従事することが可能であると考えられる。さらに地方公共団体において、事務事業の合理化を進めれば、国から転籍した職員および地方公共団体職員のうち3万4千人弱は定員削減が可能であり、労働市場を通じて民間企業に活躍の場を求めることになる。その結果、地方支分部局の職員は、道州制を導入する前の段階で約21 万6千人から約12 万1千人となる。人材の公的部門から民間部門へのシフトは、少子高齢化に伴う労働人口の減少への有力な対応策になろう。
グローバル化とナショナリズム
コンテンツ産業
17日の読売新聞が、日本の漫画や小説が韓国でヒットしている状況を伝えていました。ところで、その中で紹介されていますが、日本国内のコンテンツ産業は、約14兆円で世界ではアメリカに次いで第二位です。ところが、輸出の割合がアメリカは18%に対して、日本はたったの2%です。