3.11を迎え、各紙が、復興状況についてアンケートをしました。そのいくつかは、このページでも紹介しました。今回改めて、総括的に紹介します。
1 国(復興庁)の取り組みに対する評価です。
(1)被災市町村長にあっては、「高く評価する+ある程度評価する」は、毎日新聞90%、読売新聞88%、共同通信88%です。
このように、高い評価をもらっています。ありがたいことです。役所や公務員は批判されるのが、定番です(自虐的ですね)。50%を超えれば、「すごく評価された」です。こんなに高い評価をもらったのは、公務員生活36年でも、まれな経験です。私も驚いていますが、新聞社も驚いていると思います。もちろん、まだまだ至らないこともあり、希望も含めての評価だと思います。
(2)被災者の評価は、毎日新聞で48%です。これも、昨年の21%から、大きく増えています。
(3)しかし、一般の方にあっては、日本世論調査会45%、NHK38%です。
2 次に、事業の進捗についての評価です。
(1)被災市町村長は、毎日57%、朝日55%、読売40%、共同40%です。これも、結構高い評価です。
(2)それに対して、一般の評価は、日本世論調査会21%、NHK23%です。
一般者は、厳しいです。私たちの努力が、浸透していないようです。でも、この方々には、一度現地を見ていただきたいです。どれだけ地元の人や工事関係者が努力しているか。津波被災地の写真を見て、「まだ何も建っていない」と言う人がいます。でも、そこは危険なので、建築制限をかけている場合があります。現場を見ないで評価するのは、いかがなものでしょうか。
このように、高い評価をいただきました。しかし、復興はまだ始まったばかりです。被災者の生活が元に戻って、初めて復興と言えます。さらに努力します。