新採職員の離職率

2016年の卒業者のうち、就職後3年以内に仕事を辞めた人の割合は、大学卒業者は32%、高校卒業者では39%だそうです。(10月21日、厚生労働省発表共同通信ニュース
大卒では、1年にほぼ1割ずつ辞めて、2年で2割、3年で3割です。産業別の離職率は、宿泊業・飲食サービス業が50%、生活関連サービス業・娯楽業の47%、医療・福祉や小売業も離職の割合が40%近いです。
企業の規模別では、5人未満が58%で、規模が大きくなるに従って離職率が低くなっています。
高卒では、1年で約2割、2年で約3割、そして3年で約4割の人が辞めます。かつては、5割もの人が3年で辞めていました。半数です。

就職内定率が、大きくニュースとして取り上げられます。しかし、高卒で4割、大卒で3割の人が、3年で辞めていることを考えると、内定率の少々の変動より、こちらの方が問題です。それは、社会にとっても、各会社にとっても大きな損失ですが、本人にとってはもっと深刻です。
学生の就職率や内定には、学校も積極的に関与していますが、一度就職して辞めた人には、どのような支援があるのでしょうか。ハローワークでは、どのような扱いになっているのでしょうか。