市町村アカデミー新しい企画

市町村職員中央研修所では毎年、研修項目と内容を見なおしています。教授陣が、研修生の評価や社会の変化に応じて、検討を重ねるのです。今年度はそのほかに、私の提案で2つ新しい研修を作ってもらいました。
一つは「管理職の必須知識講座」です。もう一つは「政策の最先端」です。これらの研修の必要性と意図については、時事通信社「コメントライナー3月1日号」にも書きました。

教授陣も私の意図を理解してくれて、必要な内容を組み立てて、最高の講師を招くことができました。来てくださった講師たちに研修設定の意図をお話しすると、皆さん「よいことだ」と評価してくださいました。そのような講師を選んだのですが。研修の全体像と目的を伝えて、それに沿った話をしてもらうことも重要です。
年度当初の研修にもかかわらず(各自治体では既に予算と予定を組んでいたはずです)、定員を超える参加者がありました。私も、開講式で今回の研修の意図を説明するとともに、「管理職の必須知識講座」では最初の一コマを担当しました。

いくつかの講義を傍聴しました。いずれも素晴らしい内容でした。講師の皆さんに感謝します。今回の参加者にとっても大きな成果だったと思いますし、この人たちだけに聞かせるのはもったいないとも思いました。
より広い人たちにも、知ってもらう。これが次の課題です。また当校は市町村職員が対象なので、都道府県職員や国家公務員は参加できません。

そのほかの新機軸としては、市町村長特別セミナーに迎賓館赤坂離宮の視察も組み込みました。迎賓館の協力のおかげです。これは、参加者からとても喜んでもらえました。
今後も、皆さんに喜んでもらえるような研修を作っていきましょう。