原発被災地、交通インフラの復旧

6月28日の日経新聞、福島経済特集が、交通インフラの復旧が進んでいることを取り上げていました。
JR常磐線が、6月1日に広野駅から竜田駅までの運転を再開しました。被災地の南側から北に向かって、線路が延びて行っています。
竜田駅は、楢葉町の中心にあります。楢葉町は、来春の避難指示解除を目指しています。まだ宿泊はできないのですが、片付けに一時帰宅する住民、事業を再開した関係者の足となっています。また、第1原発の廃炉作業に携わっている作業員達の多くは、いわき市などの宿舎からバスで第一原発に通っています。6月3日に視察したときに聞いたら、作業員が竜田駅まで鉄道できて、そこからバスに乗り換えているのだそうです。なるほどね、バスと鉄道では、輸送力が格段に違います。国道の渋滞緩和にもなります。なんと言っても、乗っている乗客の疲れが違います。
常磐線の北側は、宮城県南部から福島県北部にかけて、津波で流されました。内陸部に移転して復旧作業中です。その工事も進んでいます。