3月12日の読売新聞夕刊が、ケア型仮設住宅を解説していました。釜石市平田(へいた)地区の仮設住宅団地です。高台の運動公園に作られた、240戸の大団地です。
その一画60戸が、高齢者や障害者用に作られています。プレハブ住宅の間の通路に木製デッキが渡してあって、玄関を出るとデッキになります。すなわち、車いすで出入りできます。また、その上には屋根をかけてあるので、雨の日も大丈夫です。
そして、サポートセンターと診療所が、併設されています。このサポートセンターは、今回のヒット作です。ここでは民間企業が運営していて、朝夕に各戸を見回るほか、買い物代行や配食サービスも行っています。
3県で115か所作りました。新しい町がつくられる際も、この機能は必須です。記事にも指摘されているように、いろいろな課題もあります。行政だけで行うのには限界があり、住民の自助努力やNPOの協力が重要です。