福島の野菜、価格低迷

8月29日の朝日新聞夕刊に「福島の野菜、価格低迷」という記事が載っていました。「東京電力福島第一原発の事故から1年半。福島県の農産物に対する「風評被害」が収まらない。復興支援の熱が冷めてきたことと重なって価格が上がらない、との指摘もある・・」という書き出しです。
ところで、この記事では、一部のスーパーマーケットが、国の定めた基準の農産物を扱わず、より厳しい基準を定めていること。すなわち、国が安全だと宣言した農産物を買ってくれないということに、触れていません(国が決めた基準、1キログラムあたり100ベクレルの農産物を扱わず、より低い基準を売り物にしている)。
消費者は直接、生産者から買っているわけではありません。仲買人や小売店を通して買います。小売店が扱ってくれないと、農産物は出荷できないのです。風評被害で価格が低迷すること以上に、価格が低迷する原因だと思います。
記者が知らないのか・・・。記事では、JAなどの取材を載せていますが、イオンには取材はしないのでしょうか。
私の指摘は、間違っているでしょうか。