20世紀初めにイギリスの外務大臣を務めたエドワード・グレイ卿が、人生を幸福にする要素として、次の4つを挙げています。1は、行動のモラル。2は、良き家庭と友。3は、有意義な仕事。4は、ある程度の閑暇とその使い方(林望著「リンボウ先生の閑雅なる休日」2005年、集英社文庫からの孫引きです)。
大英帝国華やかなりし時代の政治家ですから、お金や財産が入っていないことは、この際問わないこととしましょう。しかし、その第一が「行動のモラル」であることは、我が意を得ました。卿が挙げた2・3・4と、お金が十分でなくても、これが我が人生を満足できるものとするのでしょう。また、いくらお金やその他の要素に恵まれても、この要素がなければ、我が人生は満足できないでしょう。
まだまだ、人生訓を説く身分ではないのですが。先日から気になっていたので、忘れないために書いておきます。