カテゴリー別アーカイブ: 私の読んだ本

「私の読んだ本」という表題ですが、いま書いているのは蔵書の整理です。本の内容については、手が及んでいません。

(蔵書の引っ越し)
2006年春に、実家から蔵書を引き取りました。その顛末記です。なお、進行中。

読めそうもないほど本を買う

毎度おなじみの話題です。
肝冷斎が、読めそうもないのに、本をたくさん買っています。本の山の写真付きです。
彼の生息地である古本屋が営業自粛中なので、インターネットを使っているそうです。しかも、好きで買っていながら、私にその責任をなすりつけています。

といっても、私も人のことを批判できません。読んでいる本に引用されていたり、書評を見たりして、読みたい本が出て来ます。アマゾンで買うと、数日で届きます。
数ページ見ると満足して、本の山の上に積みます。私の場合は肝冷斎と違い、もう少しきちんと積み上げてあります。そうしないと、崩れてくるからです。

紀伊国屋新宿本店が、平日に限り再開しました。区立図書館の貸し出しが再開されると、うれしいのですが。
背徳の楽しみ、未読書の山

背徳の楽しみ、未読書の山

4月4日の日経新聞読書欄「半歩遅れの読書術」は、米澤穂信 さんの「本の信用 どこで判断するか 略歴や参考文献にも目配り」でした。このコラムの趣旨は、表題の通りなのですが、ここで紹介するのは冒頭の1節です。

・・・乱読ほど楽しいことはない。知りたいという欲に身を任せ、自宅に眠る未読書の山のことなど忘れて、書店のレジに本を積む快楽は背徳的ですらある・・・

はい、おっしゃるとおりです。先月たくさん買ってほとんど読んでいないのに、書評を読んだら読みたくなって、また注文してしまいました。肝冷斎も、同感やろうなあ。

ピーター・メイル「南仏プロヴァンスの25年」

ピーター・メイル著『南仏プロヴァンスの25年』(2019年、河出書房新社)を読みました。
メイルさんの『南仏プロヴァンスの12か月』が出たのは、1993年のようです。私も引きつけられ、類書も読みました。確か、NHKで放映されたと記憶しています。ビデオにも撮りました。
プロヴァンスブームに火がついて、はや30年になるのですね。懐かしくなって、本書を手に取りました。

この本も、軽妙洒脱な文章で、プロヴァンスの風土や、そこを訪れる外国人たちの生態を、面白おかしく紹介しています。
メイルさんは、「25年」を書いて、お亡くなりになったそうです。今頃、空の上から、満足そうにプロヴァンスを眺めておられるでしょう。

これまでにない分野を切り開き、多くの人に喜んでもらえる。それは、仕事冥利です。
もちろん、英語の通じないフランスの片田舎に移住して、様々なご苦労もあったのでしょうが。それを笑って表現するところが、みんなに愛される秘訣でしょうね。

本作り、編集が雑に?

10月7日の日経新聞文化欄に、びっくりする記事が載っていました。
相次ぐ誤記や捏造なぜ……揺らぐ書籍の信頼 出版点数増、編集現場にしわ寄せ」です。取り上げられた2つの出版社とも、日本を代表する本屋さんですから、驚きは大きいです。

深井智朗さんの事件は、新聞で大きく取り上げられたこともあり、知っていました。同氏の『プロテスタンティズム – 宗教改革から現代政治まで 』(2017年、中公新書) は、良い本だと思い、このホームページでも紹介しました。
池内紀さんの『ヒトラーの時代』(中公新書)も、つい最近、このホームページでも紹介しました。67項目もの訂正があったとは。

・・・書籍の信頼を揺るがす事案が続く背景には、厳しい出版状況がある。出版科学研究所のデータによると、18年の書籍の販売額はピークの1996年から36%減った。逆に新刊点数は13%増。刊行点数を増やして売り上げ減を補う負のスパイラルに陥っている。
その無理のしわ寄せが編集現場に及び、品質低下を招いている。校正プロダクションの聚珍社では「以前は出版社から2回の校正作業を依頼されていたが、最近は初校だけという仕事が増えてきた」(鬼頭大介社長)・・・

本を読んでいて、時に誤植などに気がつくことがあります。重大なものは、出版社に電子メールで報告することもあります(山川出版の例)。
しかし、多くは読み飛ばしているのでしょうね。まあ、寝る前に布団に寝転がって読んでいますし、精読ではなく飛ばし読みが多いですから。

講談社学術文庫、オンデマンド

最近は、文庫本や新書版しか読まないと書きました。「アンリ・ピレンヌ著『中世都市』
新書は新しい動きを見る際に、役立ちます。先日紹介した「サイバーセキュリティ」はそうです。
他方で、講談社学術文庫ちくま学芸文庫は、専門的な本、古典や古典になるであろう本を手軽に読むことができて、ありがたいです。専門家は、原著に当たるのでしょうか、素人が入門するには、そして知的好奇心を満たすには、文庫本は重宝します。

2月4日の日経新聞夕刊が「1冊から注文OK PODで絶版学術書も手軽に再刊」を伝えていました。講談社学術文庫のオンデマンド出版が紹介されています。これは、ありがたいですね。