アドラー、優越コンプレックス

先日の「劣等コンプレックス」に続いて、今度は優越コンプレックスについて。テキストp46~。
・・・自分を実際よりも優れているように見せようとするのが、優越コンプレックスを持つ人の特徴といえます。本当に優れている人は自分を誇示したり自慢したりしませんが、優越コンプレックスがある人は、背伸びをして自分を実際よりも大きく見せようとします。学歴や肩書きを誇示したり、高価なブランド品で身を飾ろうとしたり、過去の栄光にすがりつき、自分が輝いていた時代の話ばかりする人、知り合いの手柄をまるで自分のことのように自慢する人も優越コンプレックスがあると考えてよいでしょう・・・
・・・そのような人は他者からどう見られているかを気にしますが、実際には、自分が思っているほど誰も自分に期待も注目もしていないはずです・・・
・・・また、優越コンプレックスを持つ人の中には、自分のことを自慢するのではなく、他者の価値を貶めることで、相対的に自分を上に置こうとする人もいます。例えば、仕事とは無関係のことで部下を理不尽に叱りつける上司がそれです。彼らは、仕事の部分では自分は優れていないと思っているので、部下を叱りつけて優位に立とうとするのです・・・
わかりやすいですね。あなたの周りにも、思い当たる人がいるでしょう。ご関心ある方は、テキストをお読みください。本体価格524円です。こんな安さで、大変な勉強になります。