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連載、明るい公務員講座

明るい公務員講座

時事通信社『地方行政』に、2015年11月9日号から、2016年9月12日号まで連載。
2016年10月からは、明るい公務員講座・中級編へ。

(目次)
11月9日  ①楽しく仕事をするために
11月16日 ②仕事で悩んだとき
11月30日 ③実は人間関係に悩んでいる
12月7日  ④説明の仕方
12月14日 ⑤資料で説明を
12月21日 ⑥説明資料の作り方
12月28日 ⑦読んでもらえる資料とは
2016年
1月25日 ⑧何から始めるか~時間と仕事の管理術①
2月1日 ⑨自分なりの工程表を作ろう~時間と仕事の管理術②
2月8日 ⑩会議の開き方~時間と仕事の管理術③
2月15日 ⑪書類の山に埋もれるな~資料整理
2月29日 ⑫資料の分類と保管~紙資料
3月7日 ⑬資料の分類と保管~電子データ
3月14日 ⑭職業人として自分を磨き能力を上げる
3月28日 ⑮変えてみよう
4月4日 ⑯判断力を養う
4月11日 ⑰知識の多さと視野の広さ
4月18日 ⑱職場の技能を磨く
4月25日 ⑲話す技術(1)伝えることは難しい
5月9日 ⑳話す技術(2)熱くならず、熱意を伝える
5月16日 ㉑書く技術
5月23日 ㉒私の作文術
5月30日 ㉓勉強を続けよう
6月6日 ㉔公務員はサービス業
6月13日 ㉕服装でも良い評価をもらおう
6月27日 ㉖立ち居振る舞い(1)あなたは見られている
7月4日 ㉗立ち居振る舞い(2)所作が人格をつくる
7月11日 ㉘職場での生きざま(1)清く明るく美しく
7月25日 ㉙職場での生きざま(2)習慣は変えることができる
8月1日 ㉚家庭は二人でつくる安心の場
8月8日 ㉛家庭はあなたを育てる
8月22日 ㉜仕事だけでは駄目
8月29日 ㉝2枚目の名刺 社会人として
9月5日 ㉞人生は最大の企画
9月12日 ㉟人生は自己実現(初級編完結)

(全体の構成)
連載の際には、1回ごとに読み切りの形を取っていますが、原文は次のような構成になっています。これを、編集者が1回ごとの分量に切り取って、掲載してくれています。①②が連載の回数です。

はじめに ①
初級編
第一章 楽々職員術
1 明るくやろう―楽しく仕事をするために ①
2 一人で悩むな、抱えるな―仕事に悩んだとき ②③
3 傾向と対策―説明の仕方 ④⑤
4 家族が読んでわかる文書―説明資料の作り方 ⑥⑦
5 今朝は何から始めるか―時間の使い方 ⑧⑨⑩
6 書類の山に埋もれるな―資料整理 ⑪⑫⑬

第二章 自分を磨こう
1 視野を広げよ―知識と判断力を養う ⑭⑮⑯⑰
2 やってみよ―職場の技能を磨く ⑱⑲⑳㉑㉒㉓
3 人は外見で判断される―身だしなみ ㉔㉕㉖㉗
4 人生に貴賤はある―生き様 ㉘㉙㉚㉛㉜㉝㉞㉟



(詳細目次)
①楽しく仕事をするために(明るさは最大の武器、あいさつの効用、返事は「はい」と元気よく、出世の基本は笑顔、明るい職場は仕事が進む)
②仕事で悩んだとき(一人で悩むな抱えるな、相談に乗ってもらったら安心した、メンターを持とう、山よりでっかい獅子は出ん)
③実は人間関係に悩んでいる(中身の悩みと進め方の悩み、上司も早い段階で相談に来て欲しい、ホウ・レン・ソウ、実は人間関係に悩んでいる、苦手な上司、嫌な上司は反面教師)
④説明の仕方(傾向と対策、唾を飛ばすよりメモ、メモの良さ、ファックスと電子メール、ひどい伝言ゲーム)
⑤資料で説明を(岡本のイエローカード、報告の上げ方3つの準備、必要最小限の資料、準備は万端自信を持って)
⑥説明資料の作り方(あなたは何を説明したいのか、成果物と説明資料は別、1枚にまとめる)
⑦読んでもらえる資料とは(読みやすい文章、役人言葉を使わない、別添資料の作り方、目次を付ける、決裁文書は保存を考える)
⑧何から始めるか~時間と仕事の管理術①(光陰矢のごとし、今朝は何から始めるか、明日の予定と来週の予定、仕事の予定は前日までに)
⑨自分なりの工程表を作ろう~時間と仕事の管理術②(ドタバタするより工程表、見える化の効用、日程の決まらない課題一覧、時間の管理と仕事の管理は別、ネズミを捕るかゾウを捕るか時間の配分)
⑩会議の開き方~時間と仕事の管理術③(仕事の敵・会議、その会議では何をするか、効率的な会議、忙しさと成果は比例しない、1か月3か月ごとに振り返ってみる)
⑪書類の山に埋もれるな~書類整理(データの海におぼれるな、仕事のできる人は資料整理の上手な人、資料は頭の延長、文書管理規則までの資料整理、減らすことと分類すること、資料整理は減らすことから)
⑫資料の分類と保管~紙資料(メモは資料作りの第1段階、半封筒による整理、完璧は目指さない)
⑬資料の分類と保管~電子データ(電子データの整理が難しい、フォルダーによる分類保管、共有文書の管理、個人の勉強資料、自宅での資料整理、自分に合った整理術を作ろう。)
⑭職業人として自分を磨き能力を上げる(有能な職員とは、人事評価、評判、お手本になる先輩と人間修養道場、先輩との差、第一人者になる、定期試験、困った天動説)
⑮変えてみよう(「おかしい」と思う目、評論家になるな、逃げてはいけない、改善で力量を発揮しよう、引き継ぎ書の重要性、引き継ぎ方で組織を向上させる、執務要領)
⑯判断力を養う(知識・経験・情報量、相談する、模擬訓練、さまざまな職場経験、判断の基準・3つの視点)
⑰知識の多さと視野の広さ(あなたの知識は時代遅れ、知識の高さと広さ、知的好奇心と向上心を持ち続けよ、研修と自己啓発、新聞の活用法、視野の広さ、先を読む)
⑱職場の技能を磨く(参考になるビジネス書、技と心構えと、考えることと伝えること)
⑲話す技術(1)伝えることは難しい(話してみよう書いてみよう、話すことは難しい、会話と対話の違い、何を伝えたいのか、「雄弁は銀、沈黙は金」ではない)
⑳話す技術(2)熱くならず、熱意を伝える(熱さと伝達率は比例しない、人の話を聞く、異論の同意、紙では伝わらないこと、人前でしゃべる、講演のこつ)
㉑書く技術(書くことは勉強、1枚にまとめることで頭が整理できる、相手の立場に立った文章、図表の使い方、メモ取りは難しい)
㉒私の作文術(原稿作成を料理に例えると、献立を考える、材料をそろえる、調理する、味見をして手を加える、試食をしてもらう、食卓に出す、ブロックの積み上げ、手書きの力、封緘と宛名書き)
㉓勉強を続けよう(仕事の中で専門分野を持とう、勉強を続ける―継続は力、勉強のテーマはあなたの目の前に、人を知ろう―人脈は力、異業種交流の勧め、会うことの重要性)
㉔公務員はサービス業(人は外見で判断される、公務員はサービス業、住民の満足を得る、住民の信頼は役所の財産、信頼関係で満足度が上がる)
㉕服装でも良い評価をもらおう(あなたの常識は世間の非常識?、スリッパは恥ずかしい、男性諸君ファッションを勉強しよう、ルール違反、おしゃれで自分を引き立たせる、小物にも注意、自分を高く売ろう)
㉖立ち居振る舞い(1)あなたは見られている(ここが変だよ公務員、頭は下げるもの口はお礼を言うもの、お見送り、ごみを拾う、あなたは見られている、居眠り防止法)
㉗立ち居振る舞い(2)所作が人格をつくる(熱くなったら冷ましましょう、平常心を保つ術、目は口よりも物を言う、所作が人格をつくる、職場のしつらえ、自分を磨く人間修養道場)
㉘職場での生きざま(1)清く明るく美しく(人生は日々の積み重ね、志を高く持とう、清く明るく美しく、ペンキ塗りは楽しい?、好きこそものの上手なれ、お酒は職場の潤滑油、お酒の失敗、年齢とともに飲み方を身につけた)
㉙職場の生き様(2)習慣は変えることができる(誘惑に負けるな、病気とけが、出世しよう、鏡に映った自分を見る、習慣は変えることができる、仕事が顔を作る)
㉚家庭は二人でつくる安心の場(家庭はつくるもの、職場よりも難しい、愛は冷める、毎日の手入れが必要、ありがとうと言おう)
㉛家庭はあなたを育て(イクメンの勧め、介護はもっと大変、仕事を支える家庭、家庭もあなたを育てる場、人生は夫婦でつくるもの)
㉜仕事だけでは駄目(新説アリとキリギリス、仕事だけでは駄目、服装が表すあなたの生活、地域での役割)
㉝2枚目の名刺 社会人として(趣味に目覚めた、今からでも遅くない、仕事人間の反省、趣味で人生を豊かに、社会参加、2枚目の名刺、第二の人生をどう過ごすか)
㉞人生は最大の企画(40歳は折り返し、我が人生を企画する、あなたがつくるあなたの人生、時間をつくる、時間泥棒に注意、スマホは危険、人生は人それぞれ)
㉟人生は自己実現(迷い道が人生だ、失敗が人を育てる、行動が信念と人生をつくる、努力と誠実、人生の目標、評価者はあなた)

明るい公務員講座(日誌)

(連載開始、明るい公務員講座)
時事通信社の専門誌『地方行政』に、「明るい公務員講座」を連載することになりました。今日11月9日号が、第1回掲載です。今後、毎週月曜に載る予定です。
平成8年(1996年)、富山県総務部長を務めていたときに、『明るい係長講座』(初級編、中級編)という小冊子をつくりました。何度も増し刷りしてもらったのですが、さすがに20年近く経って古くなりました。いずれ本にしたいと思っていたのですが、時事通信社から、全国の公務員向けに連載しないかとのお誘いがあり、そろそろ潮時だと思い、筆を執ることにしました。
もっとも、具体的な職場と職員を思い浮かべながら書いたのと、全国向けに書くのでは少々勝手が違います。大都市の市役所から小さな村役場まで、状況が違います。とはいえ、規模の大小や時代を超えて、また仕事の内容が違っても、職場の悩みは共通しています。それが私のたどり着いた結論です。
37年間の公務員生活の間、3つの県庁で、事務員、課長、部長を勤めました。国では、事務官、課長補佐、課長、審議官、統括官(局長)、事務次官を経験しました。総理秘書官として官邸から霞が関を見たり、復興庁で各省からの寄せ集め部隊を率いるということもしました。下からも上からも、組織を観察しました。定例業務とともに、日本で初めての仕事も経験しました。今回も、私の失敗談を中心に、そこから学んだこと、上司はどう考えているかをお教えします。楽しく笑いながら、勉強できます。
第1回目は「楽しく仕事をするために」で、出世のコツまで書いてあります。第1回から、キョーコさんが登場します(苦笑)。
県庁や市町村役場では購読されているので、地方公務員の方は読んでください。もちろん国家公務員の方にも、民間の方にも、役に立ちます。