前回(1月19日)報告した、第2章2(3)「次代への責任」がゲラになりました。
年末年始に頑張って、原稿を書き上げました。その後、右筆にコテンパンに手を入れられました。それぞれが的確な意見なので、ほぼすべて採用。それを加筆して、先週、編集長に提出しました。
編集長の手で紙面の形になり、第33回から38回まで、6回分になりました。2月13日から3月26日号に載る予定です。
これで、第2章「暮らしを支える社会の要素」が終わり、第1部「町とは何か」も完成です。次は、第2部「社会は変わった」、第3章「転換期にある社会」に入ります。
この連載では、公共のあり方を考えています。そのきっかけは、日本社会が大きく変化した結果、これまでの行政とその延長では、国民の要望に応えられないという問題意識です。
第1章では、東日本大震災を素材に、災害復旧政策を大きく変えたことを述べました。日本社会が成熟社会へ変貌し、住民や地域が求めるものが変化していたのです。
第2章では、公私二元論では現代社会をうまく捉えることができなくなっていることを指摘しました。また、私たちの暮らしを支える社会的共通資本、特に文化資本の重要性を考えました。
第3章では、これまでの行政が前提としていた社会が、どのように変化したかを考えます。
頑張った甲斐があり、今回執筆分は、記事にして2か月分になります。しばらく、余裕ができました。とはいえ、第3章は、いろいろと基礎数値を調べる必要があり、そんなに余裕を持ってはいられません。