カテゴリー別アーカイブ: 明るい公務員講座

明るい公務員講座

明るい公務員講座、第24回

連載「明るい公務員講座」の第24回(6月6日号)が発行されました。今回は「人は外見で判断される―身だしなみ」の第1回目で、「公務員はサービス業」です。「人は外見で判断してはいけない」という格言がありますが、「人は外見で評価されます」。あなたが説明を始める前に、相手は、会ったときの第一印象で、あなたを評価します。
公務員はサービス業です。住民は、役所の政策といった「大きな話」以上に、個別の職員と接した際に受ける印象という「小さなできごと」に、より強く影響されます。それが積もって、住民の役所への信頼になります。信頼を持ってもらった役場と、失った役場では、仕事の進み方が大きく違います。今回の内容は、次の通り。
人は外見で判断される、公務員はサービス業、住民の満足を得る、住民の信頼は役所の財産、信頼関係で満足度が上がる。

明るい公務員講座、第23回

連載「明るい公務員講座」の第23回(5月30日号)が発行されました。今回は「やってみよ―職場の技能を磨く」の第6回目で、「勉強を続けよう」です。役所の中で、何でもできる職員になることは難しいです。専門分野を持ちましょう。そして、その分野の第一人者になるために、勉強を続けましょう。本を読むだけでなく、人を知る、人脈を持つことが重要です。今回の内容は、次の通り。
仕事の中で専門分野を持とう、勉強を続ける―継続は力、勉強のテーマはあなたの目の前に、人を知ろう―人脈は力、異業種交流の勧め、会うことの重要性。
今回も5ページにわたる力作です。「やってみよ」は今回で終わり、次回からは、がらっと趣向を変えて、「人は外見で判断される―身だしなみ」に入ります。

明るい公務員講座、第22回

連載「明るい公務員講座」の第22回(5月23日号)が発行されました。今回は「やってみよ―職場の技能を磨く」の第5回目で、「私の作文術」です。私は現役官僚としては、たくさん原稿を書いたと思います。「頭にあることをそのまま書けば文章になる」といった才能がなく、いつもいつも七転八倒しています。しかし、長年訓練を重ねたので、それなりのコツと術は身につけました。今回は、私流の作文術を公開しました。内容は次の通り。
原稿作成を料理に例えると、献立を考える、材料をそろえる、調理する、味見をして手を加える、試食をしてもらう、食卓に出す、ブロックの積み上げ、手書きの力、封緘と宛名書き。
このほか、礼状の書き方なども書きました。時々いただく手紙に、「これはなんや?」と驚くようなものがあります。決まりを知らないのでしょうね。あなたも、変な手紙を出していませんか。

明るい公務員講座、第21回

連載「明るい公務員講座」の第21回(5月16日号)が発行されました。今回は「やってみよ―職場の技能を磨く」の第4回目で、「書く技術」です。説明資料の作り方は、連載第6回と7回で説明しました。今回は、書く技術を上達させる方法です。いくつか注意点を示しましたが、なんと言っても、回数をこなすこと、そして前例のないような難しい文書を書くことが、上達の秘訣です。運動をするときも、練習せずして上達しません。そして、負荷をかけない運動は、なんの効果もありません。今回の内容は次の通り。
書くことは勉強、1枚にまとめることで頭が整理できる、相手の立場に立った文章、図表の使い方、メモ取りは難しい。
「やってみよ―職場の技能を磨く」は、あと2回続きます。その次は、第2章第3節「人は外見で判断される―身だしなみ」に入ります。原稿は粗々書き上げ、右筆と右筆補佐に手を入れてもらっています。
日にちが経つのは早く、次々と締めきりが追いかけてきます。困ったものです(苦笑)。

明るい公務員講座、第20回

連載「明るい公務員講座」の第20回(5月9日号)が発行されたようです。「ようです」とは、私はまだ実物を見ていないので(笑い)。執務室の引っ越しの途中で、郵便物が行方不明になったようです。転送手続きはしてあったのですが。でも、読者から読んだ感想が送られてきたので、発行されたのでしょう。
今回は「やってみよ―職場の技能を磨く」の第3回目で、「話す技術」その2です。人前で話す、あるいは会話の途中や会議で自説を述べる。その際に、熱くなることはありませんか。アドレナリンが、多量に分泌されるのです。人前で話す際に上がってしまうことは、ありませんか。例えば結婚式の祝辞です。私は、このような場面では、上がることはありません。それでも、失敗したことがあり、その事例を本文で紹介しています(苦笑)。
実は、難しいのは話すことではなく、相手の話を聞くことです。私は、これが苦手です。結論がわかるので、相手の話をさえぎって、自説を言ってしまうのです。話しているときに「熱くなる」のも、話していることに問題があるのではなく、相手の話を聞いていない、聴衆の反応を無視して話していることが問題です。どうしたらよいか。それは、本文をお読みください。
これで、連載は半年続き、20回になりました。良く続いたものです。毎回、原稿に手を入れてくれる右筆にも、感謝しなければなりません。