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行政構造改革 2

2008年9月6日   岡本全勝
詳細目次
はじめに-私の問題意識
第一章 行政に転換を迫るもの
第一節 近年の行政改革
1 行政改革の種類
(1)政府の取り組み、(2)小泉構造改革
2 行政改革の分類
(1)分類の例、(2)構造改革の中で、(3)歴史的分類
第二節 社会の変化と行政の転換
1 政府の新たな課題
(1)政府は新たに何をしたか、(2)何がうまくいかなかったか、(3)日本政治の失敗
2 行政に改革を迫るもの
(1)私たちの成功、(2)日本の行政が成功した三条件、(3)成功の三条件の反転
3 見えてきた日本の成功の問題点
(1)負担を考えない、(2)国際貢献を考えない、(3)自分たちで考えない、(4)二一世紀の日本と行政
第二章 行政機構と官僚制
第一節 日本の行政機構
1 行政機構の概要
(1)国家機構、(2)国の行政機関、(3)内部部局、(4)付属機関、(5)国家公務員の配置、(6)地方公共団体の行政機関
2 その他の組織
(1)国の子会社、(2)国の関連会社、(3)地方団体の関連団体
3 規模
(1)職員数、(2)財政規模
第二節 日本の官僚制
1 官僚制とは
2 日本の公務員制度
(1)資格の区分、(2)職種の区分、(3)職位の区分、(4)採用・異動・退職
3 日本の官僚制の特徴と問題
(1)省別管理、職種別管理、(2)早期退職慣行、(3)一律的昇進慣行
第三節 官僚の失敗と官僚制の限界
1 社会の変化に対応できていない
(1)対応の遅さ、(2)無駄な公共事業の続行、(3)方向転換できない
2 全体を見渡した政策ができない
(1)業界と一体の行政、(2)政策の統合ができない、優先順位を変えられない
3 国民の期待とのズレ
(1)費用対効果の疑問、(2)目標設定の問題
4 官僚制の限界
(1)社会の変化に対応できない=任務の遂行、(2)全体を見渡した政策ができない問題=部分に特化、(3)国民の期待とのズレ=任務の遂行
5 問題を目立たせた背景
(1)近代国家の官僚、(2)成熟国家の官僚
第四節 責任の所在と対応策
1 政治の責任ー見えてきた政治の役割
(1)目標の設定と政策の統合、(2)行政組織の管理と業績の評価
2 官僚制の責任ー公務員制度改革
(1)国家官僚群の創設、(2)早期退職慣行の是正、(3)公務員の評価、(4)職員の養成、(5)人事制度管理組織
3 官僚の責任ー官僚はそれに答えているか
(1)官僚の行動、(2)研鑽と養成の問題
第三章 政治の役割と行政の役割
第一節 政治と行政
1 統治の中の政治
(1)憲法と政治、(2)政治を担う内閣、(3)「三権分立」が招く誤解
2 統治の中の行政
(1)内閣は「行政」ではない、(2)執政と執行
3 地方政府
(1)これまでの考え方、(2)権力分立としての地方分権
第二節 政と官
1 官僚主導から政治指導へ
(1)官僚主導批判、(2)関係の転換へ、(3)政治家と官僚の関係、(4)内閣と与党、(5)転換を迫るもの
2 政治主導のかたち
(1)経済財政諮問会議、(2)国会審議の変化、(3)行政改革
第三節 政治の役割
1 政治の役割とは
(1)政府の役割、(2)政治の行為
2 日本の政治は何をしたか、何をしなかったか
(1)政策を主張する、(2)決断する、(3)監督と評価、(4)政治の復権
第四章 行政構造改革
第一節 行政改革の新たな展開
1 地方分権改革
(1)地方分権改革の意味、(2)第一次分権改革、(3)三位一体の改革、(4)今後の課題
2 規制改革
(1)規制改革の意義、(2)改革の歩み、(3)事前調整型行政から事後監視型行政へ
3 公開と参加と評価
4 省庁改革
5 位置づけと評価
第二節 行政の課題と役割の変化
第三節 手法と手段の変化
第四節 行政改革から行政構造改革へ
(2008年9月6日)

行政構造改革

2007年7月2日   岡本全勝

月刊『地方財務』(ぎょうせい)で、2007年9月号から連載。2008年10月号で、中断。

  「行政構造改革」ー日本の行政と官僚の未来ー
総目次

はじめにー私の問題意識

第一章 行政に転換を迫るもの
1 近年の行政改革・・・以上2007年9月号
2 社会の変化と行政の転換・・・10月号

第二章 行政機構と官僚制
1 日本の行政機構・・・11月号
2 日本の官僚制・・・12月号
3 官僚の失敗と官僚制の限界・・・2008年1月号
4 責任の所在と対応策・・・2月号・3月号・4月号

第三章 政治の役割と行政の役割
1 政治と行政・・・5月号
2 政と官・・・6月号・7月号・8月号
3 政治の役割・・・9月号・10月号
 
第四章 行政構造改革・・・以後、未定
1 行政改革の新たな展開
2 行政の課題と役割の変化
3 手法と手段の変化
4 行政改革から行政構造改革へ

詳細の目次は、「行政構造改革」その2へ。

「はじめに」から
 私は、二〇〇三年に「新地方自治入門ー行政の現在と未来」(時事通信社)を出版しました。この本は地方自治と銘打っていますが、副題にも示したように、地方自治にとどまらず、広く日本の行政の課題と方向を解説しました。そこでは、戦後日本の行政と社会について、その成功と失敗を論じました。
 その後も、行政の失敗といわれる事件は続き、官僚に対する批判も収まりません。かつて日本の官僚は、政治においては、「政治家は信頼できないが、官僚に任せておけば安心」と信頼されました。経済においては、「日本の奇跡の経済成長は、官僚が司令塔だから」と評価されました。社会においては、最も信頼され、優秀と認められていた職業集団だったのです。それは、「エリート官僚」という言葉に表れています。しかしその官僚と官僚制が、今や批判と改革の対象になっています。
 私の問題意識は、世界一優秀だといわれた日本の官僚制が、なぜ大きな批判にさらされているのかということです。なぜ「官僚の失敗」といわれる事件が続発するのか。また、いくつもの課題があるのに、なぜそれに対し有効な対策を打てないのか、という疑問です。
 これに対する私の診断は、今起きている官僚の失敗は、それぞれ個別の政策課題に対する「失敗」ではなく、日本の官僚制の「構造的機能不全」であるというものです。
 日本には、これまでにない、新しい大きな政策課題が発生しています。また、いくつもの行政改革が続けられています。それら政策課題や行政改革を研究した論文や記事は、たくさんあります。しかし、現在の日本の行政がどのような位置にあるのか、そして今後どのような方向に進むのかについて、概括した適当な本はないようです。教科書はその性格から、変化を追うことは難しく、一方、個別の課題や行政改革を扱った論文は、全体構図を示していません。また、何人もの大学教授をして「大きな改革が続いて、追いかけるのが大変だ」「教科書が間に合わない」と嘆かせるほどに、変化を続けています。
 しかし、日本の行政に大きな改革が続いていることと、日本の官僚制が評価を落としたことの根は、同じところにあるのです。すなわち、社会の変化に行政をあわせること、これがいくつもの行政改革が進められている理由です。そして、その変化に追いついていない、あるいは理解できていない官僚が、失敗をしているのです。とすると、大きな改革が続いているからこそ、現在の行政がどの位置にあり、どの方向に進んでいるかを把握することが重要でしょう。
 そこで、私なりの考えをまとめてみようというのが、この稿の意図です。それは、現在の日本の行政が置かれている位置、抱えている構造的問題、変化を迫る環境と課題は何かを明らかにすることです。そして、それへの対応のために、どう改革するべきかということです。それはまた、日本の官僚制が失敗している原因を明らかにすることであり、これからの官僚のあり方を示すものだと考えています。もちろん、これが無謀なことであることは、承知の上です。力不足のため、正確性を欠いた分析になるかもしれません。しかし、大づかみに日本の行政の現状と未来を鳥瞰することは、意味あることと思います・・・(2007年7月15日)

執筆状況)
「行政構造改革」の原稿を書いています。これも、月刊『地方財務』に連載する予定です。長年予告していた、日本の行政論、官僚制論です。ここ数年、大学でしゃべった内容や、このHPに書いたものを基にしています。もっとも、一つの論文にしようとすると、大変な労力と時間が必要になります。週末と会合のない夜は、ほとんどこれに没頭中です。肩がこって、目が疲れて・・。(2007年7月2日)

大作「行政構造改革-日本の行政と官僚の未来」は、順調とは言えませんが、少しずつ進んでいます。書いては消し、章立てや節を入れ替え、事実を確認し・・と、苦労してます。それでもこつこつ書いたので、第2章の半ばまでほぼ完成。連載にすると、3か月分くらいは書きためました。全体は4章と考えているので、3分の1はできましたかね。(7月8日)

いよいよ、「行政構造改革-日本の行政と官僚の未来」の連載を始めます。第1回は、月刊『地方財務』(ぎょうせい)2007年9月号に載ります。今、ゲラの校正をしています。発行は、8月末です。乞うご期待。(8月4日)

大論文「行政構造改革」の第2章を、ほぼ書き上げました。1,200字×57ページ+資料13枚の大作です。暑いのによく頑張りました。自分で自分をほめてやりたいです(笑い)。この後、知人や専門家に目を通してもらって、完成させます。「地方財務」に載るのは、まだだいぶ先です。でも、書けるときに書いておかないと。まだ、第3章と第4章が残っています。(8月12日)

連載「行政構造改革ー日本の行政と官僚の未来」が、月刊『地方財務』(ぎょうせい2007年9月号から始まりました。第1回は、「近年の行政改革」です。私の方は、今週末は10月号のゲラの校正です。第2章(11月号~1月号)の原稿は、今日、編集長に渡しました。一部は未定稿なのですが。第2章は、8月中に書き上げようと思っていたので、まずは目標達成です。自分をほめてあげましょう(こればっかり言ってますね。笑い)。
「再チャレンジ支援施策に見る行政の変化」が載った8月号は、売り切れたそうです。もっとも、私の論文で売れたのではないでしょうが。いずれにしろ、めでたいことです。(8月31日)

大論文連載「行政構造改革」第2回が、月刊「地方財務」10月号に載りました。今回は、第1章第2節「社会の変化と行政の転換」です。内容は、次の通りです。なかなか、意欲的で興味深いでしょ。日本の行政にご関心ある方は、ぜひお読みください。
(1)政府の新たな課題
①政府は新たに何をしたか、②何がうまくいかなかったか、③日本政治の失敗
(2)行政に改革を迫るもの
①私たちの成功、②日本の行政が成功した三条件、③成功の三条件の反転
(3)見えてきた日本の成功の問題点
①負担を考えない、②国際貢献を考えない、③自分たちで考えない、④二一世紀の日本と行政
一息つく間もなく、来月号の校正が来ています。しかも、9月なってから新しい執筆が進まず、困っています。本業が忙しくなったのと、大学の授業が始まったからです。次の講演のお誘いも来ているし・・。でも、こうして連載にして自分を追い込まれないと、なかなか書けませんよね。(10月2日)

地方財政改革論議

2007年4月23日   岡本全勝

三位一体改革が、予想以上に進んでいるので、改訂の準備に入りました。出版後の動き(三位一体改革)については、進む三位一体改革-評価と課題」月刊『地方財務』(ぎょうせい)2004年8月号、9月号に載せました。これを加筆すればいいのですが、全体構造から変えようと思っています。目標は2005年春です(決意表明)。(2004年9月20日)→すみません。目標時期を秋以降に延期してください。(2005年5月5日)
いよいよ、着手しました。「三位一体改革-その成果と課題」(仮称)です。「地方財政改革論議」の改訂というより、その続きになります。(2006年9月24日)
と言いつつ、挫折してます。(2007年4月7日)
(お詫び)
すみません、挫折しました。8割ほど書き終えたのですが、出版時機を失してしまいました。「進む三位一体改革ーその評価と課題」を連載したので、それを加筆すればすむことだったのですが。私の怠惰のせいです。「三位一体改革の記録」として、出版しておきたかったのですがねえ。(2007年4月23日)

地方交付税-仕組みと機能

2007年4月22日   岡本全勝

出版してから12年がたち、状況も変わりました。基本は変わっていませんし、今なお「もっともわかりやすい交付税の解説書」でしょう。もっとも、かなり状況も変わっているので、そろそろ改訂したいと思っています。「早く書き換えろ」とのご要望もあるので。
といいつつ、これも当分めどが立ちません。交付税課長を離れてから、詳しく追いかけていないのです。また、まとまった時間が取れそうにありません。

地方交付税-仕組と機能

2006年10月1日   岡本全勝

『地方交付税-仕組と機能』1995年、大蔵省(現:独立行政法人)印刷局刊

地方交付税制度を、わかりやすく解説したものです。理解しやすいように、制度の仕組みだけでなく、機能、結果、歴史などの角度から多面的に解説してあります。地方交付税の基本的教科書になっています。
ただし、これも古くなりました。

目次
序章 地方交付税制度のあらまし
第1章 地方公共団体の活動と財政
1 地方公共団体の行政と財政
2 国と地方との仕事の分担
3 地方財政と国家財政
4 国と地方との財源配分
5 国と地方との経費負担区分
6 地方財政計画
第2章 税源の偏在と財政調整
第3章 地方交付税の総額
第4章 普通交付税の算定の仕組み
第5章 基準財政需要額
第6章 基準財政収入額
第7章 特別交付税
第8章 地域づくりと地方交付税
1 地域開発から地域づくりへ
2 特定地域に対する地方交付税措置
3 ふるさと創生と地方交付税
4 地域福祉と地方交付税
5 社会資本整備と地方単独事業
6 地域経済と地方財政
7 地方分権と地方交付税