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商店街、店の入れ替わり
わが家の近くに、高円寺駅前商店街があります。高円寺阿波踊りで有名です。駅の北側は、ねじめ正一さんの小説で有名な「純情商店街」です。私が毎朝通るのは、駅の南側で、パル商店街とルック商店街です。ほぼ1キロメートル続いています。もっとも、若者向けの衣料品店が多く、古本屋を除いて、私にはあまり用のない店が並んでいます。
驚くことは、店の入れ替わりの激しいことです。この1か月の間に、老舗だったベビー用品店、文房具屋、瀬戸物屋さんが、立て続けに閉店になりました。新しくビルが建て変わります。これまでも、電気屋、トンカツ屋、クリーニング店、オーダーメイドのシャツ屋、タイ焼き屋、お菓子の安売り店、喫茶店などなど、次々と入れ替わっています。人通りは結構あるので、それだけ競争が激しいと言うことなのでしょうね。
夏風邪
今年の夏風邪は、きついですよ。私の場合は、熱は出ませんでしたが、咳と鼻が大変でした。かかりつけのお医者さんにいただいた薬(4種類も)を飲んでも、良くならず。久しぶりに、仕事を休みました。私が設営した懇親会も欠席し、迷惑をかけました。すみません。でも、関西大学での講演会を終えてからで、よかったです。職場では、私以外にも犠牲者が出ています。皆さんも、気をつけてください。
国民安全の日
毎年7月1日は、国民安全の日だそうです。昭和35年5月6日に閣議了解されています。そこには、「国民の一人一人がその生活のあらゆる面において、施設や行動の安全について反省を加え、その安全確保に留意し、これを習慣化する気運を高め、産業災害、交通事故、火災等国民の日常生活の安全をおびやかす災害の発生の防止をはかるため、「国民安全の日」を創設する。」とあります。
内閣府からの連絡で、初めて知りました。
国家観の違い
先日から書いている、「政党の役割、国家観による違い」に関して、かつて書いた「国家観の転換」を思い出しました。「不思議な公務員の世界-ガラパゴスゾウガメは生き残れるか」(月刊『地方自治』2008年5月号)。
私は、官と民の垣根が低くなる背景として、藤田宙靖東北大学教授(当時)の説を引用しました(「行政改革に向けての基本的視角」『自治研究』(良書普及会)平成9年6月号に所収)。先生は、近代ドイツ国家学における国家観と、アメリカ社会的考え方とを対比されます。そして、日本の行政改革を、前者から後者への転換と見るのです。
すなわち、近代ドイツ国家学では、社会は弱肉強食、カオスの世界であり、中立公正な国家が弱者を救済し、秩序を保たなければならないと考えます。官(国家)と民(社会)が峻別されます。一方、アメリカ社会的考え方では、社会のあらゆる組織機構と同じく、国家機構もまた、社会(一般国民)が自らの必要のためにつくったものです。官と民の間に、垣根がなくなります。
政党の役割、行政機構の位置付けなども、このような背景=国民の考え方によって、違っているのだと思います。