5月11日の河北新報に、企業が被災地で職員研修を行っている事例「新入社員 被災地に学ぶ」が紹介されていました。このホームページでも、紹介したことがあります。
ここに紹介されている、積水ハウスは、2012年から続けています。側溝掃除で泥だらけになった職員たちに「この後のビールが、おいしいやろうね」と言って、「研修ですから、禁酒です」と叱られたことを思い出します(2014年5月27日の記事)。
この新人研修は、現地で被害の大きさを学ぶとと、被災者への支援活動を行うことを組み合わせています。実はNPOの活躍の場でもあるのです。この研修を、2つのNPOが支えています。
一つは、研修内容を企画し、社員を被災地に連れて行くNPOです。もう一つは、現地で支援活動の需要を掘り起こしておくNPOです。大手企業の社員とはいえ、見ず知らずの人が突然仮設住宅を訪ねていっても、来られた方も迷惑です。それから「何を手伝ってもらおうかねえ」などと思案していては、時間の無駄です。
昨日の慶應義塾大学公共政策論で、話したばかりでした。
ありがとうございます。