いろんな形の、被災地支援があります。今日行ったお店は、素材の産地が書いてあり、福島県産のなすびを使ってくれていました。お酒も福島産の地酒を頼みました。もっとも、自慢するほどの量は、飲んでいません(苦笑)。
他方で、国が決めた基準(1キログラムあたり100ベクレル)の農産物を扱わず、より低い基準を売り物にしている小売業(例えば、50ベクレルを指標としている例。その説明)もあります。なすびが80ベクレルだったら、このスーパーは扱ってくれないのです。農民は、困ります。
義援金を寄せてくれるより、80ベクレルの食品を扱って、被災地支援をしてもらえませんかね。
また、このような議論を、マスコミは取り上げてくれないのです。被災地の復興支援を唱えるなら、「100ベクレルで安全です。食べましょう」とか「50ベクレルの自主規制は、農民を泣かせます」と、なぜ言ってくれないのでしょうか。同趣旨の記事「スーパーマーケットで考えるマイケル・サンデル」(2012年4月23日)