12月8日の岩手日報は、1面で大きく「東日本大震災の災害公営住宅 本県全5833戸完成」を伝えていました。
・・・これにより本県の5833戸をはじめ、宮城、福島など8県で計画されていた全2万9654戸(東京電力福島第1原発事故の被災地への帰還者向け住宅を除く)の整備が完了。来年3月の震災10年を前に、ようやく一区切りとなった。同2月中旬に入居を開始し、新たなコミュニティーでの暮らしが始まる・・・
これで、計画していた公営住宅は、すべて完成しました。
2012年12月に自民党が政権に復帰し、党に復興加速化本部ができました。翌1月に大島理森・加速化本部長に呼ばれ、現状と課題を説明したら、「復興を進めるために、何を優先すべきか」と問われました。「あれと、これと、それと・・・」といくつも答えたら、机を叩いてお叱りを受けました。
そこで「なんと言っても住宅ですわ。なんとなれば・・・」と答えたら、「では、住宅建設を最優先にして、計画をつくれ」と指示をいただきました。
それから8年です。ほとんどは、4年ほど前に完成したのですが、いくつか調整に手間取ったり、工事が難航したか所が、残っていました。お待ちいただいた方には、長い10年だったと思います。