「四角な座敷を丸く掃く」という慣用句を、ご存じですよね。部屋を箒で掃除する際に、隅々まで掃かずに、ずぼらに済ませてしまう様子を言います。
下の図では、四角が座敷です。その中を、丸く掃くのです。隅に掃除していない箇所(斜線のところ)が残ります。
これを借りて、仕事ができる職員と、できない職員を表現しましょう。
次の図をご覧ください。与えられている仕事の範囲を、四角(図の実線の枠)としましょう。点線が、各職員の仕事ぶりを示したものです。
与えられた仕事を完全にできない職員は、四角の枠の仕事を内の小さな丸で終わらせます。当然、し残した部分が残ります。困ったものです。「梅」です。
次に、指示された仕事をきっちりと終わらせる職員は、図の枠に沿った点線の四角です。言われたことをきちんとするのですから、よい職員です。「竹」です。
この項続く。