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社会と政治

減少する労働力

少し古くなりましたが、28日に発表された「労働力調査」では、日本の労働力人口が6年連続で減少しています。15歳以上人口のうち、どれだけの人が働いたり・職を探しているかを示す労働力人口比率も、1992年をピークに低下しています。高齢化とともに、働く意欲のない若者が増えているのだそうです。大きな問題だと思います。1月29日の日経新聞などに載っていました。

 

日本の将来

今日4日の新聞各紙は、2004年3月末での人口調査を載せていました。見出しは「人口増加率最低0.11%」です。人口ピラミッドを載せているものも多かったですが、もはやピラミッドでなく、徳利とか逆ピラミッドに近くなっています。
たぶん、来年からは、日本の総人口は減少に転じるでしょう。「経済成長が止まる」とか「年金財政が悪化」という解説が多かったです。それも事実ですが、それらは狭い見方と思います。
それは、お金と経済発展で社会を考える思考です。まず、最近の女性は、なぜ子供を生まないのでしょうか。「貧しくて子供を育てられない」とは違います。日本の未来に対し、夢が持てないからだと思います。
人数とお金の量で考えていると、生活の「質」や社会のあり方は、忘れ去られます。それは、経済学の限界です。