カテゴリーアーカイブ:仕事の仕方

ケアレスミスを防ぐ

2018年10月23日   岡本全勝

先日、ケアレスミスを防ぐ話を書きました。「電子メール誤送信防止・フールプルーフ」(9月14日)。
では、なぜ、ケアレスミスが起きるのか。ケアレスミスは、不注意による誤り、注意していれば防げたはずの失敗です。「不注意をなくしましょう」というだけでは、なくなりません。その不注意はなぜ起きるか。そこが、問題です。私の経験では、次のような原因です。

1 他のことに気を取られていた。
これが、一番多いですね。皆さんにも、納得してもらえるでしょう。
例えば、電子メールの案文を入力していた途中に、来客があって中断されます。案文を入力している時は、「次はあの用件を入れて、宛先は××さんと○○さんとに」と頭で考えています。しかし、中断されたことで、それらを忘れて、送信してしまうのです。
新聞紙を広げて、弁当を食べています。片手におにぎりを持って、新聞のページをめくって、その拍子におにぎりを落としてしまいました。これは、悲しいです。新聞記事に気を取られて、おにぎりへの注意が散漫になったのです。この時、優先すべきは、おにぎりです。新聞は、あとでゆっくり読めば良いのですから。食事中に、コップを倒す、食べ物を落とすのは、話に夢中になっているからですよね。

2 慣れたことなので、いつもと変わっていることに気がつかず、いつも通りに処理した。
例えば、よく電子メールをやりとりをしている人への返信です。送られてきた電子メールのCCに、いつもとは違う人が入っているのに気がつかず、送ってしまうことがあります。

3 お酒を飲んでいた。
これは、詳しく説明するのが恥ずかしいので、項目だけにしておきます。

4 そのほか集中力を欠いていた。
風邪を引いて調子が悪い。他に悩み事があって、そちらに気が行っていたなどなど・・

この項続く。

伝わっていないカタカナ語

2018年10月3日   岡本全勝

文化庁が発表した「国語に関する世論調査結果」(2018年9月25日)を新聞各紙が伝えていました。特に、官庁が使うカタカナ語です。例えば、9月26日の日経新聞「お役所カタカナなじみは薄く・・・」がわかりやすいです。

コンソーシアム、インバウンド、フォローアップ、パブリックコメント、ガイドライン、ワーキンググループ。漢字で言えば、共同企業体、訪日外国旅行者、追跡調査、意見公募、指針、作業部会。漢字の方が、わかりやすいですよね。

カタカナで言うと、なにか格好良いと思っている人が多いようです。困ったものです。特に役所で使う場合、伝えるべき相手は住民です。住民がわからないような言葉は、使ってはいけません。
しかも、これらは主に英語を日本語にしたものです。外国人には通じないのです。そして、国語辞典に載っていません。詳しくは『明るい公務員講座』p112。

これに関して。パスモなどの電子マネーの入金機械の表示が気になっています。「チャージ金額を・・」と音声と表示が出るようです。チャージなんて言わずに、入金といえばすむのに。チャージ(入金)と表示してある場合もあります。電車内での電光掲示によるお知らせも、気になることがあります。なるべく文字数を減らす工夫をしています。それなら「車両トラブル」と言わず「車両故障」と言えばわかりやすく文字数も減るのに。
インターネットなどパソコン操作の際も、カタカナ語が多いですね。これは、日本語への翻訳を怠っているのでしょう。
明治人だったら、漢語に置き換えたり、新しい日本語を作ったでしょうね。「カード」も「札」と訳しておけば、使い勝手が良かったでしょうに。

話し方を磨く

2018年10月1日   岡本全勝

社会人になると、話し方が重要になります。良い教材をお教えします。
NHKラジオの「ことば力アップ」です。10月から半年間の放送です。私は放送を聞かず、テキストを読むだけですが。「テキスト
「話すのは苦手で」という方には、お勧めです。学生諸君にも、勧めています。「人前で話すことが下手です」とか「就活の面接が不安です」という学生も多いです。そのような経験がないからですね。このテキストには、「就職面接を決める話し方」も含まれているのです。

話すことは、誰でもできることです。しかし、相手に伝わる話し方となると、難しいです。『明るい公務員講座 仕事の達人編』でも、伝える技術として、話し方をお教えしました。
このテキストでも、私の教えていることと同様の趣旨が書かれています。しかし、私が教えるより、話のプロであるNHKのアナウンサーの方が、説得力があります。そして、和久田さん小郷さんが話しかける方が、相手は聞きますわな。

追い込まれれば、仕事は進む

2018年9月22日   岡本全勝

先週、「そろそろ、仕事のリズムを、取り戻さなければなりません」と書きました。追い込まれば、できるものです。15日の3連休からエンジンがかかり、先週は実り多い1週間でした。

慶応大学の準備は2回分を、講演準備は1回分を、仕上げました。といっても、これらは、すぐに次の回が追いかけてきます。

「明るい公務員講座」は、連載したものの残りを単行本にすべく、出版社がゲラとデータを用意してくれました。それを元に、編集作業に入りました。
分量が多く、2冊分あります。第3巻と第4巻は、課長編です。何を「売り」にするかを考えつつ、それぞれの話題を縦横どのように再配置するか。再構成に悩んでいます。これが、なかなか難しいです。
何人もの人から、「まだ本にならないのですか」と催促を受けているのです。乞うご期待。

夏休みのように余裕があると、いろんなことやいろんな本に手を出して、一つのことが完成しません。しかし、締めきりが迫って来ると、他のことや本を放り出して、それに集中しなければなりません。そして、一つずつ片付くのです。
この3連休も、頑張りますわ。出張などが続くので、できるときに稼いでおかないと。

仕事のリズムを取り戻す

2018年9月14日   岡本全勝

今年の8月はとても暑かったので、原稿を書くなどの生産活動はできませんでした。本を読むことくらいでした。異業種交流会は熱心に行い、ホームページの更新も行いましたが。

しなければならないこと、やりたいことは、一覧表に書き出していたのですが。なかなかエンジンがかかりませんでした。「まあ、まだ時間はあるわな」と。これまでなら、夏休みでも、原稿書きに追われていたのですが。締め切りが迫っていないというのも、理由です。『明るい公務員講座』で批判した「夏休み症候群」です。

今週から、ようやく涼しくなりました。大学授業の再開も迫ってきたので、のんびりしていられなくなりました。10月には合計5つの講演などを引き受けていて、主催者から準備の催促が届き始めました。
「明るい公務員講座」第3巻の編集も始まりました。次の連載の準備もしなければなりません。引き受けた原稿も、書きかけの途中で放置してあるし・・・。

それぞれ締め切りが近づくと、追い込まれて、進むのです。進まない仕事を進める方法は、『明るい公務員講座』に書いたように、締め切りを設定する、他人に催促してもらうことです。
そろそろ、仕事のリズムを、取り戻さなければなりません。